インドネシアのバリ島で開催されたG20は、なんと、世界経済フォーラムが主催するB20(「B」はビジネス)と「同時並行」だった。
しかし、これは、「並行」ではなくて、主は「B20」で、従が「G20」だったのである。
国家が民に屈したことを、世界に発信した「歴史的意味」がある。
ただし前例としては、国際オリンピック委員会(IOC)が、各国を支配するということがあるけれど、今回のは、完全政治支配、なのである。
発表された驚愕とは、グローバル・デジタル・ワクチン・パスポートの導入についての「調印」だった。
まったくの、「唐突」な、抜き打ち的な「決定」がされた。
このことの「絶望」は、一般的な人類に共通したはずだけど、あんがいと各国民の反応がなく、あたかも「無関心」のようだ。
しかし、本当は「無関心」なのではなくて、詳細が報じられずにいることで、「わからない」ということだとおもわれる。
「移動の自由」が制限されることの「恐怖」の時代がはじまる、という意味である。
これを契機に、おそらく、「すべての自由を奪う」ことになるとかんがえるのは、けっして大袈裟でも妄想でもない。
それは、過去の「不自由の歴史」、あるいは現在進行形の大陸でのできごとをみれば明らかだ。
自由を得るに多大の血を流した欧米諸国人が、このことに鈍感なのは、「教育」における洗脳だし、その「教育」には、報道しないという社会教育も含まれる。
むしろ、こんな「制限」が、「利他主義」からすれば、「正義」に思えるように宣伝されるのだ。
自分のため「だけでなく」他人のためになる、と。
じっさいに、以上のフレーズで、ワクチン接種が推奨されたが、そのリスクは隠されて、いま、どの国も「薬害問題」が表面化してきた。
大騒ぎになっているEU議会での「感染予防効果に関するデータはとっていない」という大手製薬会社役員による証言も、日本ではだれも報じない。
かえって、観光業界は、おなじタイミングで発表された「国連」が、観光の回復を意図して小規模事業者を支援することを、有り難がっているかもしれない。
これは、明らかに「連動」した、引っかけ問題、つまり、「アメとムチ」である。
けれども、国連がどうして、個別企業への支援ができるのか?
このことの意味を少しだけ「深く」かんがえれば、全くもって、「世界政府」が密かに成立していることを示しているのである。
つまり、国連が各国政府をコントロールするという意味で、各国政府は国連の下部機関たる行政権しかない、ということでもある。
その「根拠」は、「国連憲章」を条約として扱う、という「解釈」に依っている。
いつの間にか、各国の協議機関だったものが、各国民の判断によらないで、世界政府になったのである。
すると、各国がやる「選挙」とはなんなのか?
「議会」とはなんなのか?
結論を先にいえば、「お飾り」であって、「ダミー」になったのだ。
あたかも、民主主義の手続きを踏んでいるように見せかけて、じつは「事務局=官僚」が決める。
この「小規模な実例」が、EUだと何度も書いてきた。
それゆえに、EUから離脱した、つまり、逃げた、英国に対して、信じがたい「制裁」が行われている。
なにから逃れたのか?
グローバル全体主義からだ。
けれどもグローバル全体主義者たちが、減税を訴えたトラス政権にトドメを刺して、今度の政権は増税を決めた。
英国はいま、二ケタのインフレに苦しんでいる。
サッチャー、レーガンがやった方策を真似たトラスがどうして「失脚」するのか?
財政赤字が拡大するから、というもっともらしい理由は、日本になら通じるだろうけど、英国を血祭りに上げる理由になるのか?
このような、本質的な疑問から導かれるのが「陰謀」なのである。
グローバル全体主義者に逆らうと制裁される、という「見せしめ」なのだ。
入手困難だが、以下を読めば「事実」だとわかる。
トランプ氏は、出馬表明で、明確にグローバル全体主義者たちが「敵」だと言った。
いま、世界は「二元化」していて、最終決戦を迎えつつある。
グローバル全体主義、対、ナショナリズム=自由主義、の二元だ。
もはや、「保守」対「革新」の時代ではない。
わが国も、与党の二党は、とっくにグローバル全体主義の側にあって、多くの野党も同様にグローバル全体主義に傾倒している。
これが、既存政党からの「選択肢のなさ」の原因なのである。
そこで、昨夜、わずかな「光明」の兆しがあったのは、ご同慶の至りだ。
千葉県松戸市議会選挙で、初の2名同時当選、そして、三重県桑名市議会選挙でも当選者を出して、国政政党となった「夏の参議院通常選挙」後、7連勝となっている参政党の存在が光る。
この政党の理念は、あたかも、アメリカ合衆国建国の父たちが描いた、「民主主義とはかくあるべし」で、これを、教科書通り実行しているところが、「あたらしい」のだ。
すでに、アメリカ共和党「MAGA派=トランプ派」や、イタリア与党、あるいはドイツ、オランダなどの、「反」グローバル全体主義を掲げる政党との連絡・提携も表明している。
ナショナリズム=自由主義、の「グローバル展開」になっている。