アメリカとEU、それに日本を含めた、「西側」の各国が、気づいてみたら政府と国民が乖離して、政府が国民の意志をくみ取るはずの、民主主義体制が終わっていた。
自由と民主主義は、たしかに最初から相容れない、水と油の構造だけど、なんとかやってこられたのは、一応、「選挙」が機能したからだった。
これが、セパレート型ドレッシングを振るような効果があったのである。
しかし、アメリカで今週、相次いで発覚した、民主党内の予備選挙における不正の数々が、とうとう裁判所も認める事態となっているし、民主党が集めている、「寄付金」の不透明さに、とうとう連邦下院による正式な調査が開始されることも決まった。
高額だとアメリカでも寄付者が誰だかを公に調べられることになるので、数百円レベルの少額寄付をするのはいいが、それを数千回もやるとなると怪しいし、民主党はクレジットカード決済の寄付ならば、本人確認を不要とする方式を採用していたので、きっちりしている共和党からしたら、「なんで?」になるのである。
それで、すこし調べたら、本人をかたった何者かの仕業だとバレだした。
なにしろ、名前だけが勝手につかわれて、おカネが動くわけではないので、本人もどうして自分が寄付者なのかをしらないのである。
しかも、外国(人)からの寄付金送金の疑いもあって、明らかに選挙法に違反する。
これは、わが国もおなじだ。
いまさら感はあるものの、選挙の不正は、民主主義の仕組み上、まったくのアキレス腱なのであるから、存分にやって世界に「範」を示してほしい。
アメリカと日本の、「手口」はきっとちがうのだろうけど、「性善説」的なわが国の選挙管理のやり方は、住民による不正が発覚すると、田舎では生きていけないので黙っているしかないのかもしれないから、あんがいと慢性的で恒常的な可能性もある。
大統領選挙1年前にちなんで実施される恒例の世論調査で、トランプ氏の圧勝という結果に、とうとう大手メディアも報じざるを得なくなったなかでの、不正選挙体質がバレたことは、民主党にとっては痛いことだが、鉄板支持のはずの、黒人層とヒスパニック層、それに若年層で、民主党離れが顕著なことの方が、よほど痛いだろう。
そんななか、ゼレンスキー氏が、自分が大統領なら戦争を即時止めさせることができる、と繰り返し発言しているトランプ氏を、ウクライナに招待するから、どんなふうにしたらロシアに止めさせられるのかを聞きたい、と申し出た。
対して、トランプ氏が、拒否したので、そっち方面のひとたちは、「ブラフばかりだ」とトランプ批判に余念がない。
しかしながら、世界の目線はすっかりウクライナからイスラエルに移ってしまい、いよいよこれまでの強制的な支援体制への鬱憤晴らしになっている。
ヨーロッパでは、とうとうEU委員長のフォン・デア・ライエンの肖像写真がデモ隊に燃やされた。
戦争屋が、大衆に追いつめられてきているのである。
ところで、世界の話題から外されだしたゼレンスキー氏は、ウクライナ軍総司令官との不仲が噂されている。
もちろん、ウクライナ軍という組織があることを前提にしている話なのだが、このブログでは、その逆で、とっくにウクライナ軍というものは実態がないと書いてきた。
それに、大統領府から前戦の中隊長レベルに直接命令しているのも、軍組織が崩壊している証拠でもある。
なので、ゼレンスキー政権における軍事は、怪しいのだけれども、総司令官の腹心だった人物を、総司令官にしらせずに政権が更迭したニュースは、末期を物語っているし、なんとこの腹心の非常勤ながらも副官だった人物が、自宅で爆死したという。
なんでも、子供が遊んでいた手榴弾が本物で、それが爆発したというから、物騒である。
もちろん、ウクライナ政府は、ロシアの工作によるものだと発表したが、これでロシアがどんな利益を得るのかを想像すれば、「なワケがない」ことは、すぐにわかる。
じつはウクライナは、来年の春に大統領選挙を控えていて、ゼレンスキー氏は、ついこないだまで選挙を行う意向を示していたけど、戒厳令の延長を示唆して、やっぱり選挙の中止をいいだした。
もはや、軍だけでなく、政府も機能していないの話も本当ではないか?
イスラエルにかこつけて、アメリカもEUも、ロシアとの停戦を模索しだして、「ミンスク合意3」の実現性が話題になっている。
ドイツのメルケルとフランスのオランドが、それぞれ首相と大統領をやめて、より無責任に名ったら、過去2回のミンスク合意は、ロシアとの戦争準備のための時間稼ぎだったと曝露して、もう「3」には騙されないと、プーチン氏がいっている。
だれか世界に仲介者はいないのか?
むかしの日本だったら、と思うけど、ロシアに敵国認定されたので、相手にされっこない。
「平和国家日本」のカンバンは、日本人が自分で燃やしてしまった。
もしやゼレンスキー政権が、クーデターで終末となれば、どうなるのか?
不透明すぎる状況になっている。