信頼がないから信頼の回復

今年の、世界経済フォーラム(ダボス会議)の統一テーマが、「信頼の回復」である。

このひとたちがおかしいのは、「信頼を得ていた」という認識があることだ。
でなければ、「回復」という言葉はでてこない。

ただ、「信頼を失った」ことは認識できたので、「回復」のためにどうするか?をテーマにしたなら、それなりの理由だとわかるのである。
グラフの曲線で描くと、どんなイメージをしているのか?について、おそらく常人のイメージを超えているだろう。

はっきりいえば、狂人集団だからである。

世界経済フォーラムの上位には、「ビルダーバーグ倶楽部」があると何度か書いた。
この倶楽部の総会は、昨年は、広島サミットと同時期にリスボンで開催されたことは、邦字新聞でもベタ記事で報じられている。

こちらは、秘密倶楽部だから、ジャーナリストも「総会を開催」まではなんとか取材できても、その内容は不明なのである。
ちなみに、メンバーリストが漏れたこともあったが、これに日本人の名前はなかった。

世界経済フォーラムは、日本人の名前がちゃんと掲載されているし、出席してパネラーとして発言していい気になっている「大臣級」の人物もいる。

そのなかの一人が、神奈川県平塚市と茅ヶ崎市を選挙区におく、河野太郎氏である。

自民党は、どうしてこういった人物を大臣に就任させるのか?ばかりでなくて、党籍があることが不思議なのである。
マスコミは、河野氏がダボス往復と滞在費の出所を報道もしない。

まさか、「公費」ではないか?
だとしたら、いま話題の「裏金問題」よりも大きな政治問題だ。

それでもって、河野氏は、なんと堂々とパネルディスカッションで、「政治資金のデジタル化」を主張した。
こうすれば、カネの流れがわかるから、裏金問題は発生のしようがない、と明言した。

やっぱりこのひとは、頭がおかしい。

通貨の持つ最大の特性は、「匿名性」なのである。
こんなことは、経済学部生でも試験に出るからしっている。
その匿名性を、デジタル通貨化したらみんなわかる、というのなら、「ピッ」と決済するたびに、国民生活のすべてを当局がしることとなるのは、口座への入金元も把握するからだ。

ビルダーバーグ倶楽部は、これを究極の支配体系だとして明言している。

オランダではじまった「農民一揆」は、ドイツに飛び火し、いまやイタリアでもはじまった。

世界経済フォーラムでは、田んぼがメタンガスを排出するとして、稲の栽培を禁止すべきだという議論がはじまっている。

オランダでは、牛のゲップが地球温暖化の原因だとして、牛の飼育を半減させ、ひいてはコオロギを食えとなったのである。
推進した「中道右派」政権は崩壊したが、どこが中道右派なものか?
まるで、「保守」をいいながら、実態は極左のわが国自民党のようである。

おかげで、共産党の影が薄くなった。

そんなわけで、なにをもって信頼の回復をしようとしたのかがまったくわからないのが、世界経済フォーラムでの議論だが、こういった活動家集団こそ、「武器はつかわないけどより悪質なテロリスト」として、取締の対象とすべきなのである。

その真逆をいくのが、EU委員長の独裁だ。

こうしたひとたちが、トランプ氏の大統領再選をいかに怖れているのかは、かえってわかりやすいもので、代替わりしたジョージソロスの息子は、銃弾で穴が開いたガラスの画像と、47ドル分のドル札の画像を公開した。

いまのバイデンは第46代なので、トランプが47代になったら暗殺を示唆するものとして、堂々と脅迫までやっているのである。

だれであろうと、こういった卑劣を「信頼の回復」というのだから、もうきれい事では済まないほどに追いつめられているのだと実感しているのだろう。

ニューハンプシャー州予備選の結果から、とうとうウオール街のドンにして民主党反トランプ経済人、JPモルガンの会長が、トランプ支持を打ち出した。

なにが狙いなのか?

ぜんぜん反省しないのが、この手のひとたちの特性なので、かえって不気味なのである。

そんなわけで、わが国にも影響が及び出すのは必然で、180人もの財界人が訪中して、「反スパイ法」に懸念を示すなどの政治的要請を相手方首相に直訴し、なお、「自由で開かれたビジネス環境を!」といったのだった。

もう、そのトンチンカンぶりに驚きを禁じ得ない。

ただ、経団連の十倉雅和会長が、「良いタイミングで来たな」というタイミングとは、トランプ再選前という意味に聞こえる。
トランプが再選されたら、もう来られないし、デカップリングするしかないです、ということか?

だったら早く、撤退しないと間に合わないのではないか?

政界と財界がこんな具合のポンコツ爺ばかりだから、日本経済の未来が暗いのである。

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