いまさらだけど、iPadを持ち歩くのに慣れてきたら、ノートパソコンを持ち歩くのが億劫になった。
そのiPadも、愛用しているのは「12.9インチ」の、いまのところ最大型と、「10.5インチ」を2台持ちすることもある。
これに、「HHKB」と「ケンジントンのトラックボール「Pro Fit Ergo Vertical」を加え、さらに12.9インチを乗せる「BoYata ipad スタンド」もあるから、ノートパソコンよりずっと重くなるのだが、ノートパソコン1台では解決しないことが優先なので、やめられないのである。
ただし、トラックボールはときどきで出番は少ないけど。
タッチパネルに触ることが、ユーチューバーの若者ほど面倒ではないからである。
このブログでも何度か書いたが、iPadの弱点は、「テキスト・エディタ」の貧弱にある。
わたしは、Windows版しかない、『秀丸エディタ』の機能深掘りは一切しないユーザーなのである。
あえて「秀丸似」といいたいMac版の『WZ Editor』は、たまに使うけど、Macをときたましか使わないので、ほとんどの長文作業は、『秀丸』ですましている。
この二つのエディタは、本文を書き込む画面とアウトライン画面とがセットで表示可能で、さらに動作が軽いために、別の画面で、たとえば「脚注」だけのファイルも開いて作業ができる、稀有な存在なのである。
万字単位の原稿になると、こうした機能が標準にない「エディタ」では、仕事にならないのである。
また、老眼が厳しい老齢の身としては、人気の「iPad mini」にぜんぜん触手が伸びず、むしろ14インチ版が欲しいほどで、10.5インチすら、参照や参考にするためのもので、メイン作業には小さすぎる。
とはいえ、繰り返すが、「秀丸』や『WZ』がiPadで使えない問題を、いろんなアプリで試してきた遍歴だけはある。
ただ書くだけなら、さいきんでは『Craft』やらで妥協している。
そんな中、リモート・デスクトップのお薦めが、『Jump Desktop』だという噂をききつけて、試してみることにしたので書いておく。
結論から先に書けば、事前に情報提供されてはいたが、「日本語入力に難あり」との情報は、やっぱり致命的ともいえる。
iPad側ではなくて、接続先となる、MacやWindows PCに、IMEとして「Google 日本語」をインストールする必要がある。
わたしは、「ATOK」ユーザーなので、正直「Google 日本語」は馴染みがなく、やっぱり使いにくいのである。
そんなわけで、残念ながら「決定版」にならなかった。
ただし、外出中の緊急対応として、「保険」にはなる。
といっても、家にある接続先のMacやWindows PCの電源を落としたり、スリープにさせたりすることもできないので、それなりの「保険代」としての電気代を要するのである。
それにしても、と思うのは、どうしてこういったアプリがみな外国製なのだろう?
たとえば、悪質で危険だとどんなにいわれても、国内では「標準」になっている「LINE」にしても、国際的に大問題となっている「TikTok」にしても、元は韓国と中国製で、「TikTok」は中国国内でも使用が禁止されている代物である。
つまり、こういってはなんだが、韓国人と中国人の作ったアプリが、人気を博していて、一般ユーザー向けのアプリで日本のものが見当たらないのである。
しかも、行政機関が「LINE」を用いて行政情報を住民に出すという、住民(個人情報保護)の安全を本気で守る気が毛頭もない様は、どうしたものか?
なお、わが家では、「VPN契約」をしているので、外出先からiPadを通じて自宅のパソコンに接続することの安全性はコストをかけて一応確保している。
リモート・デスクトップを利用するには、この程度の自己防衛はやっておいた方がいい。