さまざまな「宇宙飛来説」

一般国民における「科学万能」という錯覚が、錯覚ではなかったのは原爆や水爆の被害によるショックが、「平和利用」に変換されてでたきれいなイメージのものだったからである。

しかし、ジョージ・オーウェルが示したように、ダブル・スタンダードでは、「戦争は平和である」という概念をヒントにすれば、「平和」とは、戦争がない状態をいうのではなくて、「戦争と戦争の間の期間」をいう。

もちろん、クラウゼビッツの「外交の延長に戦争がある」という考えの根拠は、外交も戦争にふくまれるから、外交官とは背広を着た戦闘員のことをいう。
これを忠実に実行しているのが、隣のアジアの大国である。

しかしながら、民主主義の仕組みが機能する国では、外交をするのが外交官で、戦闘をするのが兵士だという概念よりも、こうしたひとたちを後押しする、国民の意識がもっとも重要となる。

だから、民主主義とは、高度に知的訓練された国民・大衆が存在しないと成り立たない。
さすれば、国民の後押しが外交政策を活発化するからである。

この逆が、独裁政権である。
なので、国民をいかにして「愚民化」するかが、政権維持の重大なテーマになる。
政権のいいなり、という「奴隷化」こそが、安定をつくるからである。

戦時中の五人組がやらされた「竹槍訓練」を、戦闘機や爆撃機相手に意味がないとバカにするのは簡単だけど、「民意」を集結するという意味では重大な意味がある。

そんなわけで、科学が純粋科学で、科学者が学者バカの時代はまだしも、とっくに国家が科学をコントロールする仕組みができて、科学がきれいな世界ではなくなった。

英・米の2ヵ国がいまだに政治的にも世界に君臨できるのは、その「基礎研究」の「分厚さ」があるからだ、という指摘は的をついている。
わが国では、もっぱら「応用研究」が主流で基礎研究が貧弱なのは、基礎研究を「許されない」からである。

すなわち、戦勝国たちから「許されない」。

国際連合発足時の「国際連合憲章」にある、「敵国条項」は、ちゃんと機能しているのである。

そんなわけで、戦前のわが国のような「世界的発見」が出ないのは、基礎研究ができないことの裏返しになっている。
このことは、「新説」だけでなく、「珍説」もないことでわかる。

宇宙空間とはどうなっているのか?
だんだんと、人類には永遠にわからないことがわかってきた。
われわれは、3次元に生きているけど、どうやら宇宙は10次元でできていることが「数式上で」見えてきた。

上の次元を超えて目視することは、不可能だ。
「点」だけでできている1次元の住民は、「線」になった2次元を認識できない。
でも、「線」の世界の住民には、「点」の世界がみてとれる。

われわれは、「立体」の空間に生きているけど、「時間」という次元を超えられない。
もしや「神」は、4次元の存在なのか?それとも10次元?
向こうからは我々を見えるけど、こちらからは無理である。

洗剤の「泡」の1個が、われわれの「大宇宙」だとすれば、宇宙の数が何個あるのかも目視することはできない。
だから、「宇宙飛来説」の対象となる「飛来物」が、この宇宙の中からか、それとも別の宇宙からなのか?ということも、考慮の対象になるからややこしい。

もっとも不思議な対象として、身近にあるのは「トウモロコシ」だ。
南アメリカ大陸が原産のこの植物は、南アメリカ大陸に「しか」なかったので、最初に運ばれたのは「ヨーロッパ」だった。

アフリカで発生した人類が辿った路で、もっとも遠方なのが南アメリカ大陸だ。
人類はユーラシア大陸を東に移動・拡散して、ベーリング海が大陸とつながっていた時代に北アメリカ大陸に入って、それから南下したとかんがえられている。

アフリカから西に移動して、大西洋を渡ったのではない。

そして、南アメリカ大陸の住民たちとヨーロッパ人が不幸な出会いを果たした。
そこで、かれらの主食だったトウモロコシも「発見」された。

ほとんどの植物に進化の過程があって、遺伝子研究を経て「原種」が決まる。
しかしながら、トウモロコシには原種がない。
どんなに調べても、いきなりいまのトウモロコシがあることが「発見」された。

それで、「宇宙飛来説」となったのである。

もうひとつが、インフルエンザ・ウィルスだ。
こちらは「極地」に降り注ぐという「説」である。
「ウィルス」は、自己増殖ができないので、「生物ではない」と定義されている。

真空の宇宙空間に持っていっても、ウィルスは「死なない」。
最初から「生きていない」からだけど、「宿主」があればさっそくに機能する。
ならば、トウモロコシは?

ついでにいえば、ポップコーンがどうしてできるかも、ようやく最近になってわかったものだ。
仕組みをしらないで、じゅうぶんに活用していることがあんがいとあるものなのだ。

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