バブル絶頂から30年記念日

昨日29日は日曜日だったから、曜日がずれたけど、日経平均株価が史上最高値「38,915円」をつけてから、ちょうど30年が経過した。
1989年12月29日は金曜日だったから、大納会の日でもあった。

年が明けて下がりはじめるけれども、誰もがまさか「崩壊」なぞしないとおもいこんでいた。
この「おもいこみ」こそが、経済を支配する。

鉄血宰相ビスマルクのことばに、
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」
がある。

はたして、われわれ日本人は、この30年間を愚者としてすごしたのか?賢者としてすごしたのか?

昨日の経済紙による署名入り解説には仰天した。
現在の日本株は、「成熟」したとして、「割高」ではないという。
その根拠に、いろんな計算結果をしめしているのが「いじらしい」。

日銀による日本株購入のことを無視しているのだ。
おなじ新聞が、伝えていることだから、これはいったいどうしたことか?
ましてや、29年ぶりの株高にての「大納会」とは?

2016年から、年間にして6兆円ペースという「量的緩和」で、「ETF(上場投資信託)」購入をもって、日本株を大量購入している。
おかげで、わが国上場企業の5割が、日銀を大株主にしているのだ。

このおどろくべき社会主義・共産主義性。
「アベノミクス」のむちゃくちゃを批難しないのは、株価上昇で儲けるひとたちがいるからだ。
これが、わが国の「特権階級(ノーメンクラトゥーラ)」である。

天狗の高下駄は、一枚歯。
まさに、わが国経済は、日銀による日本株買い支えという一枚歯の高下駄を履いて立っている。
そして、日銀はこわくて「売り」という局面をつくれないから、一方的に「買う」ばかりだ。

そうこうしているうちに、まさかの「株価下落」ともなれば、こんどは日銀が「倒産する」やもしれぬ大爆弾をかかえているのだ。

もちろん、政府がそんなことをさせない。
すると、「日銀支援」という名分で、税金の投入ということになる。
かつての「不良債権処理」が、ちんまりとみえてしまう。

役人は「有職故実」でしか動けない人種だと書いた。
すなわち、ビスマルクのいう「経験」からしか行動できないのだ。

そんな行動原理だから、政治がひつようなのだ。
だから、政治家には「歴史」が必須なのであり、その政治家をえらぶ有権者にもどうようの「歴史から学ぶ」ことが基本になるのだ。

しかし、わが国のばあい、だれも「歴史から学ぶ」ことをしない。
これをまた、面倒くさがる。
こうして、はてしなくどうしようもない「政治家」の集団が、政治をおこなうので、国民は、はてしなくどうしようもない「生活」となるのである。

学校の「歴史授業」のつまらなさは、学習指導要領の指導なので、わざと国民を「歴史から遠ざける」ようにしているのではないか?

碩学、小室直樹は、こんなわが国の「生きる道」として、「破滅」しかないと喝破した。
しかも、その「破滅」が、岸にうちつける波のように、なんどもあって、はじめて「まとも」になれるだろうと。

これぞ究極の「自虐」である。
国民が痛いめにあって、しかも、なんども、痛いめにあうから、それで怒り狂って、なんども弾圧されるうちに、ようやくにして「歴史から学ぶ」ことの重大さを体感することができるようになるという論法なのだ。

けれども、出生数が90万人をきって86万人になると、今月24日に厚生労働省が発表している。
なんども「破滅」する余裕もない。
そもそも「日本人」が途絶えてしまう。

もはや、30年から40年周期で、出生数が「半減」する、逆ねずみ算モードにあるのだ。
これは、女の子の数がきめることである。
もう、ひとりの女性がひとりしか産まないので、その半分しか女の子がいないからである。

はたして、わが国はこれから、どんなふうに「破滅」するのか?
香港も台湾も他人事でいられるのは、あと何年か?

社会主義・共産主義を推進する、おそるべき現政権と与党がつづくかぎり、「破滅」へのスピードは加速されるばかりで、減速することはない。
もちろん、すべての野党もマスコミも、加速させることに加担している。

国家・政府がぜんぶを仕切る。
じぶんたちでやるのが面倒だから、役人にやらせておけばいい。
こうした「おもいこみ」が、みずからを破滅させるのだ。

政府から育児の補助金がでるから、子どもを産むのではない。
政府の介入がなくなって、じぶんたちのことをじぶんたちできめる「希望」があって、じぶんたちの子どもを産むのである。

おそるべき「国家依存」が、とっくにわが国を「全体主義」の国にした。
その「恐怖」と「不安」が、出生数を減らしているのである。

これを「国民」が「させた」のだと、後世の国民が気づくことを願いたい。

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