政治闘争の中韓「キムチ論争」

漬物である「キムチの起源」は中国にあり。

突然、こうした主張が飛び出したのは、中国人女性からのユーチューブ投稿動画が「起源」である。
設定は、両親を亡くした地方の女性が、祖母とふたりでひっそりと暮らしながら動画投稿しているということになっている。

そのおおもとは、四川省の伝統的郷土漬物の「泡菜(パオツァイ)」だという説である。
なお、泡菜がISO認定された、という自信が「キムチ論争」のきっかけだという説もある。

それでもって、キムチは中国の伝統料理のひとつだ、という主張になった。

もちろん、韓国側が黙認しているはずもなく、初期段階ではいつものように「火病」を発症したけれど、「ファクト」をもって論破すべく意気込んでいるというから、火の粉が日本に飛んでくるやもしれない。
あんがい、面白おかしい「他人事」ではないのである。

前にも書いた通り、キーとなるのはキムチの主な材料にある。
日本人にとっては、「白菜」がまっ先に思い浮かぶだろうけど、それ以上に重要なのは「唐辛子」である。
このどちらも、「日本」が大きくコミットしているのだ。

それまでの「菜っ葉」を、いまのような「白菜」に品種改良したのは、明治の農林試験場だったから、ふつうにある白菜は、あんがいと新種の野菜なのだ。
それに、「唐辛子」も、「唐」から伝来したのではなく、「南蛮」からの伝播なのだ。

ここでいう「南蛮」とは、キリシタン・バテレンの南蛮のことで、いわゆる「南蛮貿易」である。
なぜなら、トウガラシは、中南米が原産だから、「南蛮(ポルトガル)人」が日本にもたらした。

問題なのは、この時期に、大陸の王朝も半島の王朝も、「貿易」をしていなかった事実があることだ。
つまり、唐辛子は、日本から半島や大陸に伝わる、というコースをたどるのである。

いまでも日本の東北地方で、唐辛子のことを「なんばん」と呼ぶのは、往時の表現がそのまま残っているからである。

そんなわけで、韓国のいう、ファクトをもって論破するという決意のほどが、どういった説を「ファクト」というのか?興味がわくし、そもそもが、こんな論争をしかけた中国側の意図はなにか?ということだ。

ユーチューブで発信している女性は、とっくに有名人なのだそうだけど、どういうわけか、フェースブックやツイッターでの投稿もしていて、さらに、人民日報が報じているという。

彼の国で、どうやってこれら有名SNSの利用登録をして投稿ができるのかはしらないが、党の機関紙にも登場するなら、はたして本人は「実在するのか?」という疑問まででてくる。

つまり、よくわからないけど、「面白いね」という興味本位のレベルではなさそうだ。
「笑いの中の真実」を追求すべきなのである。

すると、一石二鳥の革命戦略が見えてくる。
・韓国を文化的支配下におさめる
・日本の言動を封鎖する

韓国人が、キムチは自国の文化だといえばいうほど、これをねじ伏せることで、文化的優位にたつことができる。
べつのいい方をすれば、韓国(朝鮮民族)文化の根底からの破壊である。
これぞ、無機質な共産主義の、破壊すべき最大の対象なのだ。

自国のオリジナル伝統文化の喪失、これこそが革命だ。

経済的に中国依存の韓国は、支配の第二段階、すなわち「仕上げ」としての段階に入ったことを意味する。
トランプ政権なら、「バカいうな」で終わったものを、米国現政権は、きっと放置してこの論争に介入しないはずだし、「文化支配」を重大視もしないだろう。

すでに、アメリカ民主党が自国の伝統文化破壊を開始したからである。
すなわち、重大政策だと、しっている確信犯なのだ。

こうして、韓国は、自国の政権とともに、事実上の吸収合併される運命が見えてきた。
日本に併合されるより、「まし」とかんがえるなら、それはそれで仕方ないことである。

すると、わが国への圧力は、「黙っていろ」に尽きる。
謝謝茂木こと、茂木外務大臣ばかりか、総理自身も心得ていることだろう。
こうして、わが国の防衛ラインは、日清日露戦争「前」の状況に戻ってしまうことも確実になってきた。

それどころか、韓国の次の文化的支配におくべきは、わが国に絞り込まれることが確定する。
さては、どんな手をつかうのか?
アメリカがやられたような手だってかんがえられる。

これまで通り、なにもしない、ということこそが危険なのだ。
なにかあったら、アメリカが助けてくれる、という時代は1月20日で終わったのである。

まずは、韓国を見よ。
「キムチ論争」自体も、敗色濃厚という事態になっている。

明日は我が身なのだ。

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