桜満開でも週末の鎌倉は閑散と

「自虐」という言葉がうかぶ。

それにしても、こんなに「自粛」するひとがたくさんいることの方が驚きでもある。
さぞや自粛を「要請」したひとたちは、「よしよし」とおもっているにちがいない。

なにがなんでも、経済社会状況を悪化させて、国民を奴隷にしたいらしい。
また、こんな要請をうけて、あっさりと従うのは「愚民の集団」である。

しかし、愚民には愚民なりの問題意識がある。
「治療法がない」のは、やっぱりこまるし不安である。
現状では、咳や熱を下げる「対処療法」がもっぱらおこなわれているから、感染したら最後、生きた心地がしないことも確かである。

だから、為政者は、どんな治療法や治療薬が有効なのか?ということについての情報収集が欠かせない。
それは、国内にとどまらず、世界での事例がどうなっているのか?についての情報整理をして、これを適宜公表する必要がある。

もちろん、ネット情報だろうがかまわない。
むしろ、素人が勝手に判断しては、より不安をあおるだけになってしまうからだ。

しかして、そんな情報がほとんど提供されていない。
むしろ、外出を控えるにあたって、在宅勤務を奨励したりと、自由行動を抑制することしか発言しないのは、根本になにか別の意図があるのではないかとうたがってしまう。

敏感なのは「株式市場」である。

3月14日に成立した、「改正新型インフルエンザ対策特別措置法」において、私権を制限する「緊急事態宣言」の発令が可能になった。
その4日後の18日、富士フイルムの「アビガン」という、「抗RNAウイルス感染症薬」が、中国で新型コロナウイルスにも有効だという報道があった。

これをうけて、東京市場では、「富士フイルム株」がストップ高となっている。

日本政府や地方政府の知事たちの施策が、まったくトンチンカンにみえるのはこのためだ。
3月25日には、「アビガン」開発者のひとりである、白木公康氏(千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部))が、Web版『医事新報』に緊急寄稿した記事がでている。

しかし、都知事は翌26日に、西村康稔経済財政・再生相と内閣府で面会し、「東京は感染爆発の重大局面にある」と話し、政府に空港での水際対策の徹底や感染拡大を防止する一時滞在施設の確保などを要望したと報道されている。

不安をあおるだけあおる、この知事の手法は、危険ではないのか?

つまり、東京市場での「ストップ高事件」や、前日に緊急寄稿された記事を読んだ形跡がぜんぜんないのである。
べつに、知事ひとりのせいにしたいのではない。スタッフにいる都の役人も、なにをしているのか?

それに、西村康稔経済財政・再生相だって「おなじ」である。
大臣のスタッフたる国家公務員をして、なにをしているのか?
こうしたひとたちは、いったい、どんな「情報リテラシー」をもっているのだろうか?

われわれ国民は、この「情弱者」たちによって、踊らされている。

そして、27日金曜日になって、「週末(つまり翌日から)の外出自粛要請」となったのである。
「情弱」でブレなく一貫しているのは見事だが、まことに「お粗末」きわまりない。これで、テレビのニュース・キャスターだったのか。

都民でなくてよかった、とはいえない影響だから、都知事選挙は首都圏を選挙区にすべきではないか?
しかも、なぜに自民党はこの知事の再選を支持するのか?
すべての関係者の統治能力を疑わざるを得ない。

さて、気になるのは、まずは「富士フイルム」だ。
じつは、この「薬」は、とっくに中国での「特許が切れて」いて、さらに、現地生産工場とも提携が「切れて」いるのである。
そこに、当局が「効く」といったから、はたして、これから大量生産モードになって、「世界を救う」ことになるかもしれない。

つぎに気になるのは、白木公康先生の方である。
先生は、大阪大学のご出身で、ウィルス学一筋である。
1990年に大阪大学医学部助教授に就任され、翌91年、富山大学医学部教授になって以来、2017年まで奉職され、その後現在の千里金蘭大学副学長という経歴である。

山崎豊子の『白い巨塔』が、今どきも通じるものか?とは期待であって、現実は「まんま」の世界ではないか?

 

原作は電子版もあるから、外出しないでも購入できる。
映像版は、やっぱり「田宮二郎版」が記憶に残る。
若いとき、鵜飼教授役の小沢栄太郎氏がカイロにいらしたときに、空港のラウンジで田宮氏の思い出を聞いたことがおもいだされる。

ドラマは、国立大学医学部内のはなしだったが、「わが国のあらゆる学会」は東京大学に支配される構造があって、「東大教授」による支持と同意がなければどうにもならないのが実態だ。

「アビガン」という薬のすばらしさは、記事を読めば、高校の化学や生物を勉強した程度の素人でもわかる。
むかしは「メッセンジャーRNA」とならったものだが、いまはどうなのか?

DNAの遺伝情報を転写したのが「RNA」だから、この「転写」を阻害することで、ウィルスの増殖をくいとめるのである。
それが、耐性をもったウィルスに進化もさせない。

いわゆる「東大閥」が、「うん」というのか「邪魔」をするのか?
こんなことをして国内認可がでないまま、あちら製の薬が外国で「効いて」しまえば、やっぱりしぶしぶ認可する。
国民がどうなるかより、学会の権威が重要なのである。

それまで、「かしこい」政治家は放置するのだろう。
東大閥を敵に回す不利は、のちのちはかりしれないからだ。
もちろん、事務方の官僚たちも、国も地方もみんな東大閥なのである。

事実は小説より奇なりを、地でいくはなしになってはいないか?

せめて、白木公康氏の『医事新報』に緊急寄稿した記事の「英訳版」を、世界に発信して、日本の立場について最低の「アリバイ」をつくっておくべきではないかとおもうばかりだ。

一党独裁の国は、「効く」となれば、通常手続きだって無視できる。
これ見よがしに、アメリカに売りつけるにちがいない。
とっくにレッドチーム入りしているわが国は、傍観することで立場が明らかになるのである。

はて、そんな「妄想」は横にして、平年よりも早くさいた桜を愛でつつ、鎌倉の寺社をめぐるのに、かくもゆったりとしたことはない。
鎌倉市民には、夢のような観光公害のない、春爛漫にちがいない。

さては、なごり雪の予報まででてきた。

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