習失脚風聞の価値

サマルカンドの「怪談」から大急ぎで帰国したら、そのまま「自宅軟禁」されたという「うわさ」がニュースになって世界をまわった。
もちろん、現実がどうなっているのか?は、現時点ではわからない。

留守中のクーデターを仕掛けたのは、前(国家主席)職の胡錦濤と首相職の温家宝だという「実名」まで飛び出して、その実態が「江沢民派」だと示唆している。

与太話の可能性はあるけれど、世界を「うわさ」が駆け巡るのは、「さもありなん」という「リアル」と「期待」があるからだ。

期待はもちろん、グローバル全体主義の側にあって、毛沢東を信奉する習派では、せっかくグローバル化した中国経済が壊されることへの「反発」が、とうとう失脚にまでいったことにある。

おそらく、コロナにかこつけた「上海ロックダウン」も、習派による江沢民派への大弾圧だったにちがいないけど、江沢民派の「根っこ」は、欧米大富豪たちを肥らせた「利権」にあるから、国内ばかりが敵ではないのである。

この意味で、ナショナリズムの守護者プーチン氏と習氏は、おなじ「志し」であって、トランプ氏もこれに加担する。
安倍氏はまっ先に始末されたので、本人の本音は永遠に不明となったが、きっと「これらの仲間」とだれかに断定されたのだろう。

奇しくも、物理学者の解析で、安倍氏を襲った銃弾の「発砲音の時間差」が指摘されて、現行犯逮捕された人物が「ダミー」だった可能性が高まっている。
最近では、「空砲説」も出てきているのだ。

そのなかのトランプ氏は、ニューヨーク州検察当局から起訴の予告をされた。
本人と家族ならびに彼の会社に関して、ニューヨーク州内での活動の禁止と罰金刑を求刑する、と。

これはグローバル全体主義とナショナリズムの決戦の「局地戦」ではあるけれど、当事者たるニューヨーク州検察官も、選挙で選ばれるという仕組みをしらないと、日本人は誤魔化されるのである。

つまり、前回の「中間選挙」における、ニューヨーク州検察官選挙で当選した現職の「公約」が、任期中のトランプ氏逮捕であったのだ。
それが間もなく、11月の中間選挙までに達成できないことは、そのまま「公約違反」となる。

わが国の「官僚制」は、完全支配体制として、近衛内閣が基礎をつくって、田中角栄が完成させた。

戦後といえどもGHQは、この体制を継続させたのである。
そのGHQは、「憲法」を書き換えたけど、それは建国以来のアメリカ憲法とはぜんぜんちがう、「スターリン憲法」を下敷きにした。

こうして、わが国は、ひそかに「ソ連」の血を引くことになったのである。
これを、安倍氏亡き後のいま、岸田政権が「復活」させようとしている。
すなわち、わが国は「真性ソ連」になるべく、改造させられている。

まったくの妄想だが、安倍氏とプーチン氏の会話に、「あんたの国はソ連になっちゃうぞ」と警告されたのではなかろうか?

そんなわけで、アメリカは、ほとんどの「公職」を選挙で選ぶ国である。
それでもって、わが国にも「公職選挙法」があるけれど、「公職」を思い切り限定したから、アメリカの「公職」がわからなくなった。

実際に、あてにならなくなったとはいえ、今年のニューヨーク州検察官選挙での現在の情勢は、なんと、ご当地では「あり得なかった」共和党候補が優勢なのである。

焦りがある現職が、背水の陣でトランプ氏などを「有罪にする」ための「なにか」をしないと、後がない状態になっている。

本来ならば、こんな検察官でもなんでも民主党なら応援する、ニューヨークタイムズ紙が、さすがに「無理だ」と書きたてた。
それもこれも、とかげの尻尾切りかもしれないのは、州知事や州議会選挙においても、共和党が優勢という歴史的展開になっているからだろう。

すなわち、世界は、局所から大局にいたるまで、グローバル全体主義とナショナリズムの決戦状態になっている。

なかでも、複雑な中共の権力闘争で、ナショナリズムの習氏が失脚するともなれば、すぐさまロシアへ影響する。
すると、先日、北が撃ったミサイルの意味とは?あんがいとロシアからの合図の「のろし」だったかもしれない。

そんなわけで、ロシアは、こんどは中国向けのパイプラインを止めた。

一応「点検のため」と発表しているけれど、タイミングがピッタリなのである。
つまり、中共のグローバリストたちへの警告ともとれる。

けれども、世界のグローバリストたちは、ロシアを東西から挟み撃ちする状況になってきたのだ。
次はロシア国内で「騒乱」を企図するのではないか?
それは、ウクライナでやった「マイダン革命」とおなじ手法だ。

KGB出身のプーチン氏にはお見通しだろうけど、国家組織の脆弱性がプーチン氏の弱点になる。
わが国の「鉄板」官僚体制が、ソ連体制でもできなかったのは、おおらかにして適当な「ロシア人」の特性だからなのだ。

この「冬」は、第三次大戦の「暑さ」になるのかもしれない情勢に、いよいよ近づいているかもしれない。

そんななか、25日、イタリア総選挙では「極右」が第一党に躍り出た。
フランスのルペン氏や、ドイツの「ドイツのための選択肢: Alternative für Deutschland:AfD(アーエフデー)」の台頭と似ている。

なお、グローバリストが支配するマスコミが「極右」と書くのは、ナショナリストへのレッテル貼りのプロパガンダだ。

西からロシアを攻めるEU・NATOのなかが、すり鉢状態になっている。
世界のこの「混沌」は、世界という「すり鉢」における互いに身を粉にする闘いになっているからである。

それもこれも、習氏の身辺が注目されるのである。

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