2日夜、アメリカ合衆国大統領官邸(ホワイトハウス)で、「白い粉」がみつかって、職員の避難と消防隊出動の騒ぎになり、それが「コカイン」だと5日なって発表された。
さらに、誰が持ち込んだのか?についての捜査を「不明」として打ち切ると、シークレットサービスが13日に発表し、この件は「公式に終了」となった。
しかし、この前代未聞の「恥ずべき事件」は、まともなアメリカ人にますますバイデン政権への不信感を募らせて、かえってさまざまな憶測をよぶのは当然のことである。
詳細な捜査をしたともいえない、この安易な幕引きは、臭いものに蓋をする典型だから、邪悪な者たちの発想の甘さだけが目立つのだ。
最初に疑われたのは、バイデン氏の息子にして、「薬中」のハンター氏だ。
彼は、事件の前にホワイトハウスを訪問しているとも報じられた。
当然だが、この建物に入るには、「許可」と「訪問者記録」がとられるし、館内には監視カメラが多数ある、「セキュリティの館」でもある。
だが、いまや疑いは、「親子」に及んでいる。
これを、トランプ氏が口にした。
まさか現職のアメリカ合衆国大統領が、コカインを常用している?
そんなバカな!
に、なっていない。
むしろ、勝手ながら「老人性痴呆?」を周辺が疑ってきたけれど、よくよく冷静にみれば、バイデン氏の態度は、「薬中」の症状と合致するのだ。
おそらく、痴呆症との「合併症?」を強く疑われることになった。
そうでなければ、大統領警護を担当するシークレットサービス(国土安全保障省の配下)が、こんな無茶な発表はしないであろう、と。
もちろん、「息子」が犯人だとしてもスキャンダルに相違ないが、「大統領本人」のモノなら、尚更なのは政権が吹っ飛ぶからである。
だとしたら、大統領の「尿検査」をして、潔白を証明しないといけない。
議会はこれをどうするのか?が問われることにもなったのである。
なにせ、「歴史的不祥事」にほかならないのだ。
議会が「放置した」ということも、歴史的な記録になって、個々の議員の言動も将来検証されることになるからだ。
たとえ、議員が「無言」を通しても、誰が「無言だった」という記録も残るということだ。
大統領だけでなく、議員としての態度も、「不祥事」として記録されるから、議員を辞職したくなるのが、歴史をしっている者の行動になる。
わが国に置き換えれば、それがどんなことか?
幸か不幸か、わが国の「潔癖性」と、「逃げ足の速さ」でかんがえれば、首相あるいは息子がコカインを総理官邸で使用したとあらば、もう、ただではすまない。
与党の議員から率先して、逃げるにちがいない。
なのに、こんなことが、アメリカではまかり通るものなのか?
いや、通るはずがない。
世界がこの不祥事を目撃しているのだ。
しかし、この問題が、他国のこととして他人事ではすまないのは、アメリカ合衆国大統領こそ、「核のボタン」を押す権限をもった、数少ない人類の中のひとりである事実である。
「薬中」の人物が、その権限をもっていることの方が、はるかに恐ろしいことなのである。
「核廃絶」とか、「反米」をふだんいうひとが、なぜに沈黙しているのか?
それは、「核廃絶」とか「反米」は、世界共産化のためのたんなる方便でしかないからである。
その世界共産化を推進する、アメリカ民主党バイデン氏を、擁護することの方が優先するからだ。
しかしかんがえてみれば、そんなバイデン氏が「発作」やら、「禁断症状」で錯乱して、ポンとボタンを押したら、擁護しようがなにをしようが、たちまち焼き殺されるのだ。
これを、役に立つ白痴といわずしてなんというべきか?
結局のところ、アメリカ民主党は、党をあげて国民を愚弄しているばかりか、世界を愚弄しているのだ。
だから、議員たちが共和党へ鞍替えラッシュしている。
ずさんな検察官や裁判官も、みんな民主党系で、任命したのはオバマやバイデンなのだと、アメリカ人はしっている。
さすがに、狂信的な支持者でない、良心的な民主党支持者たちも、共和党トランプ派に傾倒しだしたし、中間層(日本でいう「無党派層」)も同様なのである。
アメリカ人がアメリカ政府に愛想をつきはじめた。
天下の愚策を繰り広げて、わが世の春を演じてきたら、このありさまなのだ。
そのコピーたる、自公政権へのまなざしも、まったくおなじになっている。
野党にとって、千載一遇のチャンス到来、なのに、同じ穴のムジナだもんだから、共和党トランプ派が存在しないわが国の悲惨はまだしばらく続くのである。