クレディ・スイスは習体制への武器

1999年に『超限戦』を発表して、世界に衝撃を与えたのは、この発表を許可した側の意図もかんがえないといけない。

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戦争や戦略に関しての名著は、古今東西にあるけれど、この一冊は、現代の戦争を理解する上で、必読といっていい。

とくに我われ日本人は、いまも第二次大戦のトラウマに悩まされているから、戦争=戦闘行為=武力=最新兵器という一連が、すぐさま頭に浮かぶように訓練されていて、戦争反対の4文字が絶対正義となって信仰させられているから、他国民よりよほど重要なのである。

人生を生き抜くための教育としてかんがえれば、高校の授業に採用して当然ともいえるのだけど、特定政治勢力からの絶対反対の声が絶対に起きるので、面倒臭い議論をして、あたかも悪人になるのが嫌な、いつでも「よいこ」でいたい政治家は、放置して「読むのは自由」などといって逃げるのである。

そうやって、自分では間違いなく読むことはしない。

もちろん、「全方位」の役人集団である教育委員会が、そんな授業を要求するはずがない。
だから、ちゃんとした「親」が、読むように促して、教育するしかないのだ。
教育の基本は、家庭にある、というのは真理である。

そんなわけで、あらゆる場面や場所を利用した、「戦争」が行われている。

戦争の定義とは、自己の主張を無理やり相手に呑ませるための、非合法的方法も含めた「強制」のことをいう。
非合法的方法の第一は、殺人だけれど、ヨーロッパではこれが日常茶飯事だったために、戦争のルール化を図って、戦争における敵兵殺人を、「合法化」したのであった。

それで、「一人を殺せば殺人犯だが、百人を殺したら英雄になる」といったのだ。

現代の戦争は、情報戦とか経済戦が、見えないところで行われていて、じっさいの戦闘は少なくなった。
しかし、情報を操作して、自己の主張を強制することもできるし、経済的な困難、たとえば相手の金銭を強制的に奪うなどといった行為も、立派な戦争の定義に当てはまる。

前にhttps://omotenasi-izon.net/keiei/%e3%82%b9%e3%82%a4%e3%82%b9%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8%e3%81%ae%e5%90%a6%e6%b1%ba/で、スイス企業が人権侵害を常習の国家・政府に協力することを禁止する案が、僅差で否決されたことを書いた。

グローバル全体主義を推進する、秘密の「ビルダーバーグ倶楽部」傘下にある、世界経済フォーラム(ダボス会議)は、その思想の根本に、共産主義があるから、本来ならば世界最大の共産主義国家とは親密性があっていい。
それが、鄧小平から江沢民、胡錦濤まではその通りであった。
これら指導者たち、なかんづく江派は世界経済フォーラムと共に、その巨大利権をほしいままにした。

こうした腐敗の状況を、忸怩たる思いで過ごしてきたのが、習近平氏たちだった。
習派が、毛沢東(主義)を崇拝するのは、毛沢東を排除した鄧小平からの改革開放の流れへの反発として捉えれば、あんがいと単純なのだ。

したがって、世界経済フォーラムのグローバリストたちから見たら、習近平こそは「諸悪の根源」になる。
その習近平は、トップに就任するやいなや、「腐敗撲滅キャンペーン」という名の、江派排除を徹底して、江沢民の死去に伴って、完全制圧したかに見える。

党総書記と軍事委主席、それに国家主席に10年間も君臨した人物の公式葬儀もしない決定も、わかりやすいメッセージなのである。

力には力、目には目を、歯には歯を、というハムラビ法典に記載の通り、現代社会もハムラビ法典は有効だから、世界経済フォーラムのメンバーたちは、結託して習近平一派の追い落としに懸命なのである。
幸か不幸か、長い歴史に培われた、それが彼の国のひとたちの「習性」とまでなっているのが、「自己中心主義」なのである。

すなわち、本来、貧しい農民党だった中共の構成員とは、識字もままならないひとたちで、そんな下層民が自己中のうねりでなした革命だった。
おそらく、革命で早くから豊かになった、近平坊っちゃまには理解が苦しいほどに、反腐敗で炙り出されるおびただしいひとの中に、自派の幹部もあまた存在したにちがいない。

とにかく私有財産を形成したい、というのが、彼の国の共産主義をいうひとたちの「当然」なのである。

利用すべきはなんでもやるのが、世界経済フォーラムの邪悪だから、秘密保持で最も信用おける私財の保管先が、「スイスの銀行」になるのは、世界を知らない共産主義だからの行動になって、悪名高いクレディ・スイスは、そんな自己中のひとたちの隠し金庫になっていた。

スイス中央銀行は、あたかもクレディ・スイスを救済するような素振りをしながら、じっさいは口を出している。
それが、「AT1債の無価値化」という、爆弾テロのような破壊力で実行された。

AT1債とは、「準株式」のことで、株式ならその企業が破綻したら無価値になるのは誰でもわかる。
けれども、株式は無傷のまま、準株式がチャラになったのだ。

こんな手があったとは!

これが意味するところは、ガンガン購入していた習派への攻撃に等しい、ということなのである。

超限戦のやり方で、習近平が痛めつけられている。

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