7月に、「大統領選挙中止」について書いたけど、いよいよ妄想ではなくて現実になりそうだ。
ウクライナ ⇒ イスラエル ⇒ イラン(第三次石油ショック) ⇒ 台湾・日本、という順による本格的な戦争、すなわち、第三次世界大戦を開始することが、戦時中を理由とした「大統領選挙中止」のシナリオなのである。
つまるところ、バイデン政権を継続させたいがための、戦争拡大、なのだ。
25日に、連邦下院議長になったばかりの、マイク・ジョンソン氏の、正体、があっという間に疑念を持ってみられている。
「スリーパー」だったのか?と。
根っからの保守派(プロテスタント福音派=トランプ派)だと思われていたことの証拠は、直近でも、ウクライナ戦争への、大統領からの追加予算要請を受けた決議に反対票を投じて、これを葬ったことが挙げられていた。
しかし、FOXニュースのインタビューで、耳を疑う発言を相次いでしたから、先週の下院議長選挙で彼に賛成票を投じた、共和党保守派が揺れている。
主に3点。
・イスラエルへの軍事支援を積極的に行うだけでなく、背景にあるイランへの攻撃を許可する。
・イラン、ロシア、中国は、「悪の枢軸」である。
・ロシアを潰すためのウクライナ支援は必要だ。
これでは、邪悪な民主党(戦争屋)の主張となんらかわりがない。
連携してか?共和党上院院内総務でRINO(戦争屋・反トランプ)の、ミッチ・マコーネルまでもが、「悪の枢軸」をいいだした。
トランプ氏の弱点、よく騙されて裏切られる、ことがこの場面でも出てきたのである。
6年任期の上院は2年毎の下院総選挙時に3分の1が入れ替え選挙をする(日本的には、いつでも「衆参両院同時選挙」)のだが、ケンタッキー州で負けそうなミッチ・マコーネルから泣きつかれて、あろうことかトランプ氏は、「推薦」までしたのに、当選後はすぐさま手のひら返しをされた。
今回の下院議長選でも、トランプ氏はマイク・ジョンソン氏への支持表明をしたのだ。
しかして、上の3点は、ぜんぜん話がちがう、ので早くも騒ぎとなっている。
一方で、イスラエルではネタニヤフ政権への支持率は、岸田政権並みだったこともあって、はなから戦争を望む超タカ派のネタニヤフ氏には、戦時内閣化することが政治生命の保持に必須となった側面がある。
しかし、マイク・ジョンソン氏がいう、「悪の枢軸」における、直接的なイランとの戦争は、世界にとてつもない被害、すなわち、第三次石油ショックをもたらすことが確実である。
イラン側はすでに、ホルムズ海峡封鎖を示唆しており、それには極超音速ミサイルの使用も辞さないと明言しているのだ。
これは、日本経済どころか生活が破壊される。
ウクライナ以前に、10%まであったロシア産の原油が途絶えて、いまやわが国の石油需要の98%が中東依存なのである。
状況は、過去2回の石油ショックよりも酷い。
ホルムズ海峡が軍事的に封鎖されたことはなかったからである。
ところで、ミッチ・マコーネルはRINOにして、超親中派でも有名なのだ。
彼の夫人は、中国人だ。
なのに、「悪の枢軸」とは何を意図しているのか?
ホルムズ海峡封鎖と、台湾海峡の封鎖が同時に起きたら、日本は降伏しか道がない。
つまり、日本は中華圏に引き渡されることを意味するのである。
おそらく、在日も在韓のアメリカ軍も、ハマスの攻撃をしっていてイスラエル国民に犠牲者がでたように、あるいは、日本海軍によるハワイ攻撃をしっていたのに現地司令官に教えなかったごとくの、生け贄(消耗品扱い)で、安保条約を履行したということにして、「撤退」し、日本と韓国を放棄する。
日韓共に、阿鼻叫喚の混乱となるだろう。
大陸から難民がくるのではなくて、日本人が難民になる。
1億人超をすぐさま受け入れてくれる国は、周辺にないのだ。
つまり、かごの鳥であって、逃げようがない。
与党ばかりか、野党も、このアメリカ連邦下院新議長の発言は、聞き逃すことができないほど、重大な歴史的発言なのに、反応していないのはどうしたことか?
外務省に期待はできないが、いったいこの職業外交官たちは、どんな分析をしているのか?
2016年、トランプ勝利も、ヒラリー・クリントン勝利と疑わなかったボケどもである。
アメリカ民主党は、着々と、戦時体制を口実に、大統領選挙中止を決めるだろう。
上下両院議会の趨勢は、このままならそうなる。
再び、トランプ派が議長解任を決めるのだろうか?
世界戦争の大爆発が迫っているのだ。
しかしながら、ぜんぶ、アメリカへの他力本願なのである。
イスラエルへ、人道的停戦を求めた、ロシア案は国連安保理で否決されたが、日本も反対票を入れたのである。
「悪の枢軸」とは、アメリカとNATO、これに金魚のフンになった日本の3極をさす。
ならば自衛隊は?
在日アメリカ軍と黙って心中するのを待っているのか?
もはや、戦略論のはなしではなくて、戦術論に場面は移行している。
サバイバルという事態になっているのに。