バカを繰り返す愚か者たち

「戦後」といえば、日本人には「大東亜戦争の敗戦後」のことをいう。

なお、「太平洋戦争」というようになったのは、「戦後」GHQによる占領政策による「命令」であった。
こうした、「占領政策」が、主権回復(昭和27年4月28日)後も、ダラダラ適用されている不思議がある。

主権回復後の当時の「国会」は、それでも頑張って、社会党議員からの発議で、「戦犯の名誉回復」を全会一致で決議した
よって、わが国にはこの決議をもって、法的に戦犯は存在しないが、「いるように」プロパガンダされていて、それが効をなしている。

これをやっているマスコミが、「国会軽視」とか、「法治国家」という。

われわれ国民は、これもプロパガンダだから、国会軽視は現実で、法治国家ではないことに目を開くひつようがある。
すなわち、ぜんぜん「主権在民」の民主主義ではなくなっている。

その証拠に、旅館業法改正案では、マスク着用をしないひとの「宿泊拒否」を認めることになっている。
まことに恐ろしい、「任意」が「強制化」される瞬間になる可能性に、だれも批判しない。

こうして、全体主義は、ヒタヒタとやってくるのである。
そして、「たかがマスク」から、気がつけば個人の自由がほとんどない社会に変容する。

さてそれで、戦勝国のアメリカをみれば、この国は建国以来「敗戦の憂き目」をみたことがない、「偉大な国」となっている。
もちろん、「偉大な国」というのは、愛国的自信から発せられる「自慢」である。

しかし、この「自慢」の意味は、あんがいと複雑で、迫害を受けてアメリカに移民したひとたちの子孫としての、出自であるヨーロッパに対する「当てつけ」という意味もある。

むかしの日本人は、アメリカの歴史の薄さをバカにしていたけれど、それは、神話も含めた日本の歴史についての知識があったからで、神話を含めた歴史の知識を子供に授けてはいけない、というGHQのお達しから、いまでは自国はおろか、アメリカの歴史も無視してはばからない「いまだけ」の視点になっている。

だから平気で、「アメリカの保守派」なることばをつかう。

このときの「保守」とは、あたかも自民党的保守をイメージしているから、始末が悪いのである。
つまり、「価値観」がおなじだと。

そんなはずはない。

アメリカ人と日本人の価値観がおなじだとする感覚が、すでにグローバリズムに染められてしまったことになるから、そんな発想をしていたら、すぐさま「解毒剤」を用意すべきだとおもうのが健全というものだ。

しかも、このばあい、「アメリカ民主党の価値観」であることが多いのである。

前にも書いたが、アメリカ民主党の勢力圏は、沿岸部になっている。
東も西も、沿岸部はおおよそアメリカ民主党の牙城だし、島であるハワイも同様だ。

これは、「新規」移民受け入れ口としての立地が原因なのである。
建国前からの「移民」と、建国後しばらくしてからの「移民」の「質」におおきな変化があった。
むかしの移民は、宗教や政治の「難民」であったのに、建国後の安定からは、外国で喰えないひとたちが経済移民になったのである。

この意味で、日本人移民とは、その多くが「棄民」であった事実がある。
日本政府は、自国民を「棄民」する、歴史的伝統をもっている。

そんなわけで、民主党が戦争をはじめて、共和党がこれを終結させる。
「戦争屋」が、沿岸部で支持されるのは、「喰えればなにをしてもいい」という、ヨーロッパ下層の乞食の発想があるからである。

それで、うまいこと「乞食」を美化したのが、マークトウェーンの『王子と乞食』だった。
アメリカ人が「母国」イギリスをこき下ろした、ともいえる。
果たしてこれは、児童文学なのか?

このパターンが、壊れたのは、共和党ブッシュ息子政権だった。
このときの主義主張は、「ネオコン」で、ラムズフェルド氏がその代表として名前をあげた。

「ネオコン」とは、「あたらしい保守主義」と直訳できるけど、実態はどこにも「保守主義」の香りはしない。
アメリカの場合の「保守主義」とは、「建国の理念を守る」ことをいうから、そもそもなにが「あたらしいのか?」になるのである。

つまり、これは「民主党」の戦争屋に親和性がある、という意味で「あたらしかっただけ」なのだ。
それゆえに、いまは「RINO:Republican In Name Only:名ばかり共和党」と、新定義された。

すると、クリントン政権からオバマ政権までと、トランプ政権を除く、いまのバイデン政権まで、ずっとアメリカは「戦争屋」の政権が続いている。
これに追従しますと宣言したのが、岸田氏による「あたらしい資本主義」なのである。

ウクライナをダシにして、ロシア解体を目論む貪欲な戦争屋が、とうとうプーチーン氏を追い込んで、ウクライナ東部4州(ぜんぶロシア語地域)の「併合」になりそうだ。

ロシア語を話すひとたちへの、虐殺行為が終わらないからである。

これらが「ロシア領」となれば、侵略者はウクライナになるし、これを支援するNATO=EUとアメリカも侵略者になって、日本も同様なのである。

もう、「バカはやめなさい」という、国も政治家もいないのか?

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