英国王とトランプの「いけず」合戦

マウントバッテン朝初代の英国王、チャールズ三世が、4月27日から30日までの4日間、アメリカ合衆国の国賓として訪米した。

これを、世界のプロパガンダ放送局の胴元、BBCが欺瞞報道をしていることを前提に記事を読むと、なかなかに興味深いので書いておく。
なお、記事には、ワシントンにいるショーン・コクラン王室担当編集委員とマイア・デイヴィース記者の署名がある。

まず、25日のワシントン・ヒルトンホテルでの事件を王室が懸念しているとあるが、犯人が発砲した形跡はなく、警備ラインを突破されたときの銃撃によって負傷したシークレットサービス要員は「同士討ち」だったことが早い段階でビデオから判明していたので、この記事は最初から胡散臭いのである。

それで、この時期の国王訪問の意図については、なんだか曖昧で、スターマー政権との軋轢や、EU委員会との軋轢、それにウクライナ支援の支援がほのめかされている。
むろん、トランプ氏はいつのも「いけず」で対応し、国王に最大の敬意を表明しているところがミソなのである。

ときに、何度も書くが、トランプ政権2.0の立体パズル的なスケジュール管理の厳密さこそ驚嘆に値する。
英国王を迎え入れながら、一方で、Dr.ファウチの側近を起訴し、元FBI長官も起訴したのは、「別件」とはおもえないのである。

なにしろ、英国はボリス・ジョンソン首相の下、コロナ禍において世界最高の「ロックダウン」を実施したが、そのボリス・ジョンソンが国際刑事裁判所に起訴されるやいなや、突如として全面解除を宣言する「奇行」をやったのである。

むろん、英国王室は、ナポレオンがウオータールー(ワーテルローの戦い:1815年)で敗戦した情報を初代ロスチャイルドによって独占され、その結果、イングランド銀行がロスチャイルドに買収されて完全に権力を失った歴史がある。

チャールズ三世が王太子だったときに、ロスチャイルドの当主から人差し指で胸を突かれている有名な写真があるが、これぞ、経済力をもって世界を支配する者が誰かを端的に表した一枚はない。

つまり、英王室がいう警備強化の要請に、トランプ政権2.0は元FBI長官の再起訴で応えているのだし、ボリス・ジョンソンの「奇行」については、デビッド・モーレンス医師の起訴で応えている。

さらに、国王は、28日には連邦議会の上下両院合同会で演説しているのだが、この日、UAE(アラブ首長国連邦)は、5月1日をもってのOPECからの脱退を宣言して、英国の石油支配(ロイヤル・ダッチ・シェル)にもトランプ政権2.0は「いけず」な対応をしているのである。

そのUAEは、トランプ政権1.0のときに、「アブラハム合意」に調印して、すでにイスラエルとの和平を結んでいるトランプ支持国なのである。

つまり、「英国王のスピーチ」内容に、ことごとく用意周到な「いけず」な対応をしているのがトランプ政権2.0であって、「こんちくしょう」とはいえない国王の「いけず」と真っ向から対立している。

ではこの時期に英国王が訪米したのはなにが本当の目的なのか?

BBCやロイターは、「アメリカ建国250年」というけれど、それなら7月4日にあわせるのがふつうだろう。
4月のおわり、という時期設定は、ホルムズ海峡封鎖をやっている「ロイズ」に、トランプ政権2.0がアメリカ政府保証の「新船舶保険」をつくったことへの中止要請ではないのか?

それと、当然に戦争屋からつつかれている「ウクライナ支援の支援」のために、アメリカがやめた武器供与を再開してほしいというものであろう。
彼らは、いまさらにウクライナ人が何人犠牲になろうが構わないのである。

トランプ政権2.0が応じるはずもないものを。

それだけ、ロスチャイルドやらの支配層が、困っている、ということにみえる。

こうしてみると、チャールズ三世の弱く低い立場が、「英国王」という威厳ある肩書きとまったくマッチしないばかりか、戦争好きであくどい英国人気質の象徴としての振る舞いに、気の毒を通り越して幻滅するばかりなのである。

それでもって、アメリカ訪問の次は、なんと「フォークランド」なのである。

徹底したオーストリア(ウィーン)学派の自由主義を標榜する、アルゼンチンはミレイ政権への「いけず」な対応である。
そのミレイ氏は、トランプ大統領を崇拝する人物なのだから、弱い者いじめに向かうつもりだろうが、逆襲の準備が万端なのはトランプ政権2.0としっかり連携しているはずだからである。

なんだか、何処へ行っても酷い目にあう『リア王』に重なる。

国王にこれだけの恥の上塗りをさせているのは、まったく「いけず」を通り越した、悪意でしかない。

実弟のアンドルー元王子のエプスタインとの関係も、トランプ政権2.0の武器になっているはずなので、国王夫妻にとっては「傷心旅行」に相違ない。


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