不思議人物タッカー・カールソン

1日、タッカー・カールソンが「新党を設立する」とのニュースが走った。

この前に、タッカー・カールソンとトランプ大統領が「決裂」したとの情報もある。

「FOXニュース」で看板キャスターだったタッカー・カールソンが突如解雇されたのは、2023年4月のことだった。
当時は、選挙投票機の名誉毀損問題から、FOXニュースが多額の和解金を支払った直後だったので、さまざまな憶測がながれたのである。

しかし、この投票機問題はまだ「捜査中」であるから、FOXニュースは「はやまった」可能性がある。
解雇されたタッカー氏は、自身の報道チームを立ち上げていて、トランプ政権2.0成立にあたっては、ホワイトハウス報道官に就任するのでは?との噂もあったのである。

もっとも、報道官ポストには「カリ・レイク女史」も下馬評の候補にあったので、なかなかの人気者が激突するかのようであったが、蓋を開けたら最年少女性が抜擢されたのである。
しかも、トランプ大統領はそのカリ・レイク女史をVOA(ボイスオブアメリカ)のトップに据え、教育省と同様にVOA廃止の段取りを命じたのである。

このことはタッカーにとって「いけず」な人事&ミッションとなったのである。

なにせ、カールソン家の家長である彼の父(ディック・カールソン)はCIA幹部で、さらにはVOAの局長まで務めた人物だからである。
さらに、彼にとってもっとショッキングなのは、FOXニュースで後輩にあたるアンカーだったピート・ヘグセス氏がトランプ政権2.0の国防長官に大抜擢されたことだろう。

こうした家の事情を、プーチン氏にもズバリ指摘されたと本人が語っている。
「お宅はCIA一家だよね」と。

タッカーは、新卒でCIA職員に応募するが、不採用となっている。

父との関係から、なぜに落ちたのか?は一般人には不明だが、トランプ政権2.0内部なら当時の記録から把握していることだろうし、ロシアの諜報網もしっていることなのかもしれない。

ふつう、こうした特殊な職業に就くに、あんがいと「家系」は重視され、採用にあたっては重みを持って考慮されるものだからである。
日本では、親子代々警察官、というのが珍しくないのは、家族の社会的信用度が高い、とみなされるからだ。

しかしながら、彼は父親の指導でジャーナリストになったと語っている。

なぜにディック氏は、そんなことを息子にいったのか?は謎だが、タッカーの新米当時、父の人脈のツテに頼っていたことも本人が認めているのである。

単純すぎる予想をすれば、アメリカ合衆国のプロパガンダ放送局長を経験し、古巣CIAの作戦援助をしていた父親の目線からしたら、息子をストレートにCIA職員とはせずに、民間で泳がせながら「インフルエンサー」にしようとしたのかもしれない。

それで、わざと不採用にした、とも邪推できる。

彼はに、CNN ⇒ MSNBC ⇒ FOXニュース という遍歴があって、これがなにを意味するのか?に興味が涌くのである。
CNN時代にはブッシュ息子1.0を支持しながらも、2.0政権になってMSNBCに移籍すると「手のひら返し」をしている実績がある。

トランプ支持から一転したのも、過去のパターンと似ているのである。

まさか、DSの申し子=『オーメン』のダミアン、ではないか?と疑うのである。

「保守」を装って、じつは保守を叩くひとを、日本では「ビジネス保守」と呼ぶ。
わたし的には、櫻井よしこやら門田隆将、あるいは高橋洋一などがその典型であるとかんがえているけれど、アメリカ版ビジネス保守の代表がタッカー・カールソンではないか?

そうやってかんがえてみると、昨今のトランプ大統領とタッカー・カールソンの決裂は、トランプ大統領側からしたら、ホワイトハウス報道官にも国防長官にも任命・指名しなかった、人事の妙、を実感していることだろうけれど、最初(経歴とインテルジェンス・コミュニティの情報)からわかっていたことなのだとかんがえた方が合理的である。

蜜月を演じたのは、タッカーひとりの芝居ではなく、トランプ大統領の「いけず」な性格も同様なのである。

つまり、お互いに自分に都合のよいビジネス上の「(つくり)笑顔」をしていたのである。

だれでもおなじではあるが、57歳になったタッカー・カールソン氏には、過去からの経歴の「重み」がどんどんのしかかってくる。
これは、人生が積み重なって形成される「信用の重み」という意味だ。

二流・三流以下は、この重みに耐えきれず「晩節を穢す」ことになるのである。

タッカー・カールソンとは何者なのか?の不思議が解明されることも、「晩節を穢す」ことのタネになるのであろう。

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