脅しのJアラート

日本政府が発令する、Jアラートとは、「国民保護法」を根拠にしているという。

その国民保護法の正式名称は、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」(平成16年)という。
成立させたのは、第二次小泉純一郎内閣であった。

このブログの読者ならすぐにお気づきになるだろうけど、日本政府は実質的に存在せず、あるのはアメリカからの指令だけである。
そのアメリカは、ジョージ・W・ブッシュ(息子)政権時代だった。

日本で、共和党とは、金持ちの鼻持ちならぬやつらが支持する政党だとプロパガンダされて、あたかもアメリカの正統なる政党は、民主党が推進する民主主義だと信じ込まされてきた感がある。
それで、民主党の「看板男」は、その瞬間が初の衛星生中継だった、ジョン・F・ケネディ大統領にきまっていた。

しかしながら、この暗殺事件の真相は、機密扱いのままで、とっくに機密解除期間が過ぎているのに、民主党バイデン政権がこれをしないままでいる。

2024年大統領選挙は、すでに始まっていて、トランプ氏は自分が大統領に返り咲いたら、すぐさまこの機密解除を実施して、国民にケネディ暗殺の真相を明かすことも公約に掲げた。

なお、ジョン・F・ケネディ大統領からした、実弟の、ロバート・ケネディ(兄政権の司法長官にして自身も大統領候補になったら暗殺された)の息子、ロバート・ケネディ・Jrも、民主党からの立候補を表明して、極左バイデン降ろしの看板になっている。

とはいえ、このひとは極度の環境保護主義者だし、全世界からアメリカ軍を撤退させると表明しているので、全世界で物議を醸しそうである。

かつて共和党の、「主流派」というのが、ブッシュ家を代表とする、軍産複合体の代弁者のことで、彼らこそが金持ちの鼻持ちならぬやつらが支持する勢力だった。
これを、「主流派」と呼んだから、日本での共和党へのイメージ作りは、あながち大ウソとはいえない。

しかしながら、アメリカ建国の伝統(清教徒)を引き継ぐ者たちは、たとえば、「茶会党」といった少数グループに押し込められていたのである。
本国イギリスとの独立戦争のきっかけになったのが、「(紅)茶に対する国王の一方的課税宣言」だったので、「茶会党」とは、冗談でできているグループではない。

これらのかつては「反主流派=伝統主義」を集結させ結束しているのが、いまの主流派でトランプ派なのである。

そんなわけで、小泉純一郎内閣がやった、「構造改革」が、アメリカ軍産複合体からの改革であったから、日本人の生活を破壊して今に至ることになったけど、小泉純一郎が絶叫した、「古い自民党をぶっ壊す」として、ほんとうに破壊され、その後にアメリカ民主党の日本支部に成り果てたのも、軍産複合体の思い通りなのである。

これこそが、みえない「第二の敗戦」だった。

「ロケットマン」と、北の独裁者を呼んではいたけど、あんがいとコントールに成功したので、トランプ政権の4年間、彼の国は1回もロケットに点火してはいなかった。
むしろ、南の極左政権が、数々の裏切りをして、あたかも朝鮮民族全体が世界の厄介者になったのだった。

けれども、南も、アジア通貨危機のときに、IMF管理下(1997年)に入らされて、完全にアメリカ軍産複合体に吸収された。
この点で、わが国よりも「先進」を行ったのだった。

IMFという組織も、BIS同様、英米の大富豪たちがつくる、世界金融支配の牙城である。
「国際機関」というのは、本性を隠すための、たんなる「ベール」なのだ。

さてそれで、Jアラートが鳴るのは、なんのためか?をかんがえると、なんだか不思議なことがある。

発報事由が敵性国のミサイルだから、「国民保護法」を根拠としたアラートになるのは当然だ。
けれども、だったら、アラートの「次」のわが国側の措置は、ただちに、「迎撃」しなければならぬ。

それが、かつて「一度もない」のだ。

どういうわけか、のんびりと、「イージスアショア」の議論になって、県知事から拒否されたら「ああそうですか」になる。

つまり、アラートは鳴らしましたよ、それでおしまい、なのである。

それからあと、国民はどこかにかってに避難してください、と自己責任になっている。
どこにどういうふうに避難するのか?が、ほとんど「防災拠点」になっているので、ミサイルと震災が同列になっている。

そのミサイルの弾頭に、「核」があるとすれば、こないだの「広島サミット」で披露した被害が、再びわが国で再現されることになるのだけれども、誰も気にしていないのが、勇敢な日本人の姿なのだ。

このことが、世界にいまだに日本人が怖れられる根拠だろう。

もちろん、北のそのまた隣国である2つの大国も、数千から数百発の核を持つ国で、「ウクライナ」における一方の当事国からは、国際法で公式に「敵対国認定」されているのがわが国なのである。

そんな無防備な国に、よくも世界の首脳が集まったものだ。

国家の指導者としての勇気を示したのか?それとも、なにか彼らの安全を保障する取り決めがあったのか?

そういえば、今回は珍しく北から南に発射して、沖縄だけにJアラートが鳴った。
いつも、は、秋田や青森方面だったのに。

日本の政権だけでなく、軍産複合体に楯突くだけの沖縄を脅かすにしては、珍しく北が「失敗」を認めてしまった。

北もわが国も、なにがしたいのか?
北がしたいことよりも、わが国政府(=軍産複合体)がしたいことが、気になるのである。

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