誰と戦っているのか?

世の中では、「イスラエルとハマスの戦争」ということになっているけど、イスラエル警察(内務省)が発表した、10月7日のイスラエルへの「先制攻撃」は、イスラエル軍がやった、という唖然とする内容だった。

ネタニヤフ政権の支持率は急落して、いまや我が岸田政権並みとなっていて、どうやら政権内部の官僚たちも、「反対の意思表明」をしだしたようで、その不満の一発目の炸裂が、この警察発表になったようである。

これが国内報道されるやいなや、イスラエル国民の怒りも爆発しているようで、政権に嫌気がさした急先鋒たちは、国外脱出をはじめたという。
それで、ただでさえ国内人口比率でユダヤ人が47%の小数派なのだから、ネタニヤフ政権はユダヤ人国家の破壊者にもなっている。

風向きを見たのか何なのか?民主党支持一辺倒の広報紙、ニューヨークタイムズ紙が、15日付けでこれまたアッと驚く記事を掲載して、世界に拡散した。
それが、ネタニヤフ氏がハマスを育てた経緯についての詳細な解説であった。

つまり、ネタニヤフ氏がハマスを育成したことは自体は、とっくに既定事実なのである。

また、ハマスへの資金は、カタール政府もからんでいて、送金のための機関は、中国銀行だったことも判明した。

それ以前では、カタールからトランクケースに詰め込んだ現金を、陸路人間が手で運んでいて、ガザ国境においてイスラエル政府の機関に属すひとが、そのまま無傷の通過を支援していたという。

当時、このやり方が問題になったとき、ネタニヤフ氏は、カタールからの資金でハマスがおとなしくなるのだから放置する、といった発言記録が残っている。

そうなると、いま、ガザで起きている「戦闘」とは、イスラエル軍と誰が戦っているのか?ということになって、世界が非難している、「ただの民間人虐殺」だということになる。

これに世界で賛同しているのは、とうとう民主党・バイデン政権だけとなって、圧倒的な小数派になってしまった。

アメリカでは、民主党支持者たちが、崩れはじめている。

鉄板の絶対有利だった有色人種系からの支持も、とうとう共和党トランプ派に逆転され、その差は開くばかりである。
ずっと民主党を支持していた、アラブ系移民団体は、「反民主党」を決定したし、BLMの指導者たちがこぞって共和党トランプ派支持に寝返っている。

我々は、人種差別を誰がしているのかにようやく気がついた、それは民主党だ!というコメントがいまやトレンド入りしている。

それで、改めてトランプ氏のスピーチを冷静に聴いてみたら、キリスト教者として人類の平等をいって、実行しているのがトランプ氏だったことに気づいた、というのである。

ずいぶん前に、「B層」について書いたが、アメリカや世界にも多数いて、彼らがマジョリティーを形成しているのも、どうやら日本と同じらしい。

アメリカ人はこの意味で、気づいた、という点でさすがである。
日本人の大多数は、気づきもしないままなのである。

ジョージ・オーウェルは、『1984年』で、三つ巴の永久戦争を描いた。

各国の国民は、二国を相手に戦争をしていると信じ込まされているが、じつは、この三国のトップがゲームをやっていて、誰かが負けた都度、自国民をランダムに「消去する」ことで、爆撃の被害だと政府発表すればすむことになっているのだった。

いま、これをマスコミは「放送コード」、SNS企業は「ガイドライン」に抵触したと決めたらBANするのとどこがちがうのか?

とうとう、現代人も、誰と戦っているのか?がわからない世界に生きているのである。

決めるのは、マスコミでありSNS企業になっている。

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