長野県といえば「ツルヤ」

夏に続いて、長野(市)に行ってきた。

旅行するときの楽しみは、「ご当地グッズ」のお買い物なので、外国だろうが国内だろうが、わが家はかならず「地元スーパー」や「市場」にいって、なにか珍しいモノはないのか?と物色するのである。

たとえば、ポーランドなら、クノールのポーランド限定スープや、乾燥きのこを沢山購入した。
生鮮品は困難だが、いろいろなご当地ならでは、を見つけるとそれはそのまま、旅の思い出品にもなる。

それでもって、長野(県・市)なら、かならず寄るのが、「ツルヤ」だ。

このスーパーの凄みは、店舗構造にもあって、たいがいの店の構造すなわち「商品配置」が、どの店舗もおなじなので、目当ての商品を探す手間とイライラがないことにある。
ストレスのない買い物が、わたしの住む横浜では達成できないのはまことに残念ではあるが、それがまた「ツルヤ」でほんの少しでも解消されるのも「旅の醍醐味」となっている。

だから、有名な「オリジナル商品群」だけが、すごい!、というものではない。

目当てとするオリジナル商品が、どこの棚にあるのか?、駐車場にクルマを駐めた瞬間から店内配置図が頭にうかぶのである。

最初に確認するのは、生鮮野菜がある向かって左側の入口ではなく、右側の入口から入った奥にある「パンコーナー」にあるはずの「お焼き」である。
この長野県のソウルフードは、善光寺参道の有名店のものがなにしろ特別なのであるけれども、負けじと具材たっぷりでコモディティ化しているところがミソである。

なので、「売り切れ」続出の人気商品となっている。
かんたんにいえば、争奪戦なのである。
今回は開店1時間後にいったら、すでに「お焼き」の棚は残りわずかで、滑り込んでわが家が買い占めたらその後、「販売中止」のシートが出ていた。

「お焼き」の次に向かうのは、「漬物」コーナーの一番奥にある、「野沢菜油炒め」の瓶詰めである。
塩分少なめの味付けで、「お焼き」に追加で挟んで頂くと、とまらない、状態になる逸品である。

しかして、「ツルヤ」といえば、ジャムなどのパンに付けるスプレッド類のオリジナル群ではあるが、あまりパンを甘くして食さないわが家では、スルーのコーナーになっている。
ちなみに、「お焼き」の近くにある、ヨーグルトにもオリジナル商品群があって、「ギリシャヨーグルト」が目当てとなる。

それから、時計と逆回りになるが、めんつゆのコーナーにある、「くるみの信州味噌だれ」と、ドレッシングコーナーにある、「焙煎ごまのたれ」は欠かせない。
瓶モノでいえば、スペイン産の「オリーブオイル」もいまどきにしては奇跡的に安いのである。

「ツルヤ」にできて、どうして神奈川県のスーパーにできないのか?をかんがえたくなる。

むろん、YouTubeでも、おおくの「ツルヤファン」たちが、お薦め商品解説動画をあげていて、動画自体を一本化できない状態なのである。

このことが意味するのは、「田舎だからなにもない」といった、都会との比較における絶対的な「負け」を前提とした概念が、崩壊している、ことだ。
きっと、長野のひとたちは、関東のなかでも東京にやってきてさえ、「ツルヤ」がない、ことにガッカリすると同時に呆れることだろう。

そして、「ツルヤオリジナル商品群」の威力を思いしるのである。

そんなわけで、わが家では、横浜で「田舎の生活」を強いられていることに気づく。

なお、ツルヤの店舗は現在、長野県内37店舗、群馬県に7店舗、となっている。
神奈川県に進出するのは、おそらく絶望的なのである。

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