2026年ブラジル大統領選挙

4日の一回目投票で、だれも過半数をとれなかったために、25日、決選投票が行われた。

結果は、現職の勝利、であったが、いろいろあり過ぎたために、今後どうなるのか?について、予断を許さない。

詳しくは、「THE CORE」や「カナダ人ニュース」さんの解説がある。

一回目投票の翌日5日、ブラジル株式市場は約7.7%も上昇し、さらに通貨レアルも約4%高くなったから、外国からの資金流入がうかがえる。

なお、ブラジルの政策金利は13.75%(年初は15%)であるから、インフレ(通貨価値の下落)がおさまっていないとわかるのである。

つまり、政権交代への期待相場が形成された、といえる状況下での「選挙結果」である。

それでなんと、株式は17%をこえる暴落(2000億ドルを超える時価総額の喪失)で、さらに、レアルもドルに対して12%落ちた。
このため、証券取引所は30分間取引停止をしたし、ブラジル財務省は国債入札の予定を中止する措置をとるはめになった。

現職は、共産主義者で、前職を投獄してしまったために、今回の選挙には長男が立っている。

前職の一家は「親米保守」といわれており、伝統的な左右の対決、となっている。
なお、現職は、当選の暁には今回候補の長男も投獄すると言い放って、物議をかもしたが、それこそが、共産主義=全体主義の信条として筋金入り、といえるものである。

じっさいに、早くも対立候補だった長男のパスポートを取り上げて、国内軟禁状態にしたのである。

それでもって、「X」にて、高市首相は、速くも「祝辞」を発信し、選挙不正への疑いに一切触れなかったのである。
これはこれで、自民党が常にやっている選挙不正を疑うのである。

しかし、なにが「めでたい」のか?とおもうのは、大統領選挙と同時に行われた議会選挙(上・下両院)の結果は、驚くことに、大統領選挙とは真逆で、野党(親米保守派)の圧倒的な勝利なのである。

全部で81議席の上院は、野党が48議席(59.3%)と、絶対多数を得たし、513議席の下院では、大統領与党は124議席(24.2%)という信じがたい少数与党に落ちたのである。

つまり、継続するルラ政権は、とんでもないレームダック状態でのスタートとなった。

はたして、高市首相の「祝辞」とは、どちらに宛てたものか?
このエセ保守政治家は、当然に、継続する極左・ルラ政権に対しての祝辞なのである。

お里がしれる、とはこのことだ。

単なる「伸びしろ(経済成長のポテンシャル)」のグループわけに過ぎなかった「BRICs」が、その後の悪乗りで「国際機構」としてみたところ、これまた悪乗りがすぎて、「共通通貨」発行の試みなる無謀をはじめたところで、じつは終わった。

地理的な塊であるEUでさえ、共通通貨ユーロ、のために、その政治機構としての統一が危ぶまれ、加盟各国が独自の通貨発行権を失ったことでの、事実上の財政基盤さえもEU委員会なる官僚独裁機構に依存させられるために、結局は分裂しかない運命にあることを、どうしてBRICsは気づかないのか?不思議である。

むしろ、プーチン氏は、「悪ふざけ」だと承知の上で、翻弄しているのか?と疑うのである。

BRICsにとっては「主要国」となるブラジルの通貨が、10%を超える売り浴びせを喰らうほどの不安定さで、よくも「統一通貨が云々」といえたものである。

これを、共産主義者のルラは、アメリカ・トランプ政権2.0のせいだと非難して、そのおつむの硬さを世界に示した。

マルクス経済とは、その程度なのである。

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