「不思議」の「フロリダ朝」

25日、トランプ氏は地元フロリダ州に、「前・大統領府」を設立したと発表した。
トランプ政権のスタッフをそのままに、今後も引き続き「政権2期目」の政策立案に集中するという。

いわゆる、「南北朝」がほんとうにアメリカではじまった。

南北戦争(American Civil War:英語では「アメリカの内乱」という)以来、ワシントンD.C.が「北朝」になって、これを、「南朝:フロリダ朝」が牽制する体制となったわけだ。
しかも、正当性は南朝にあって、権力は北朝にあるから、なんだか「京都」と「吉野」のような話になっている。

ふつうなら、敵対側は「逆上」するはずだけど、それが、上院での「弾劾裁判」らしい。
たしかに、逆上しているとしかいいようがないのだが、来月からという日程が、なぜかスピード感に欠ける。

トランプ氏は離任にあたっての演説で、「不思議な旅がはじまる」と、不思議なことをいっていたのが、このことなのか。
24日までの首都ワシントン封鎖を命じた、緊急事態令はとっくに期限で解除されたはずなのに、州兵たちは3月まで留まるというし、その数も7000人規模を維持するという不思議がある。

なんのために?
理由が説明されていない。
それに、各州知事に州兵の派遣を命じているのは、国防総省でどうやら新大統領ではない?という不思議な状態なのだ。

共和党系の知事や議員が激怒した、寒さの中、兵たちを満足にトイレもない地下駐車場に追いやった犯人探しも、結局誰の発令だったのかわかっていない。
こんなことがあり得るのか?
相手は、州兵といえども「近代軍隊」なのだ。

軍の移動に関する指揮命令系統の混乱なんて、まったくあり得ないことだ。

ならば、「軍権」は、いま誰が掌握しているのか?
巷間いわれているのは、トランプ政権の国防長官がいまだに掌握している、という「うわさ」である。
しかし、新政権の国防長官は、もう上院で承認されているから、これもまったくおかしな「うわさ」なのである。

しかも、新長官は元陸軍大将だったひとだ。

彼の承認にひと悶着予想されたのは、軍人が文官の身分である「長官職」につくには、退役後7年の期間が必要とされる慣習があったからである。
しかし、トランプ政権の国防長官を務めたマティス氏は、この慣例を破って就任するという慣例をつくったから、いまさら感があったのも事実である。

わからないのは、新国防長官が承認以来、報道のおもてに出てこないことで、このことに注目した話題すらない。
一方で、国防総省は、相変わらず新政権への機密情報の提供を拒否しているというから、ふつうなら大問題だ。

でも、大問題になっていない。

かんがえられる第一の理由は、新国防長官のもとで、正常な業務がおこなわれているから、問題自体がない、ということ。
第二は、ほんとうは大問題だけど、大問題だというと、政権の正当性が問われてしまうから、だんまりを決めている、ということだ。

するとこの二点が共通して示すのは、「軍政」になっている、という「うわさ」がほんとうだということになる。

さらに、予想どおり、「バイデン氏の弾劾訴追」がどうなったのか?がわからない。
こちらの弾劾理由には、彼の子息による犯罪容疑も含まれるので、新政権にとってのアキレス腱どころではない大問題がある。

つまるところ、アメリカ合衆国は、いま誰が統治しているのか?
これが、「はっきりしない」という大問題の状態なのである。

それでもって、あちらサイドについているわが国政権とマスコミは、「バイデン政権」が、あたかも「通常どおり」ということに決めた。
国民への「情報戦」をはじめたのである。

しかし一方で、あちらの大国では、昨年暮れからほぼ一ヶ月、「国家主席」が「生身」の姿を見せていない。
もしやの「死亡説」まで流れている。
脳大動脈瘤の手術という「うわさ」があったけど、まったくわからない。

これがもし「あたり」だとすれば、強烈な権力闘争がはじまっているはずで、バチカンの法皇決定の「コンクラーベ」のごとく、決まるまで外部に漏れることはない。
コンクラーベは選挙だけど、あちらの大国では「犬」とおなじ方法でボスを選ぶのが通例である。

「力」による押さえつけのことである。
ただしこの場合の「負け犬」は、息の根を止められるから、死闘になるのだ。
邪心をもった人間は、犬未満に成り下がるものだ。

そうはいっても、バチカンだって、枢機卿が9人もいっぺんに亡くなった。
発表された死因は、例の流行病だということだけど、ひとりも入院せずにいたからほんとうか?
それに、バチカン銀行元総裁の大司教が逮捕されて、8年の実刑だという。

逮捕から判決までがやたら速い不思議がある。

容疑は「マネロン」と「麻薬取引」。
ご本人はとっくに80歳を超えているので、8年は痛い。
ついでに、法皇ご自身も持病のため静養すると発表されて、ついぞおもてに出てこない。そういえば昨年は、クリスマス後に法皇が退位する「うわさ」もあった。

まったくもって、『ゴッドファーザーⅢ』のごとく、と書いたことが「あたってしまった」不思議がある。

さてはどこまで、「フロリダ朝」が関与しているのか?
しばらくは誰にもわからないだろう。

トランプ氏関与といわれた、新設「パトリオット(愛国者)党」の支持率が、あっという間に共和党の支持率を上回ってしまったけれど、これをみてから「フロリダ朝」は、われわれと「関係なし」と正式発表した。
けれども、上院での弾劾に腰を引かせる、すごい効果となっている。

こちらも、すさまじい「情報戦」をやっている。

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