例によって、突如降臨したユーチューブの話である。
主はフランス人さんで、日本人女性との国際結婚。
日本国籍のまだ幼い娘さんに対する「教育論」が降ってきたのである。
むろん、個人の家庭でのことだから、他人があれこれいう話ではないが、なんだか「フランス人的」な内容が気になったので書いておく。
どこが「フランス人的」だとおもったのか?といえば、その文化論の本質的な点である。
たとえば、レヴィ=ストロースを彷彿とさせるのである。
ご本人は、日本文化に惚れ込んだフラン人であり、日本に住み続ける覚悟をもっての結婚だから、フランス語を話さない日本人女性との間に授かった子供には、日本人として育ってほしい、という強い自覚があるのだ。
しかし、一方で、家族の絆としての自分、つまり父方はフランス人なのだから、それを断ち切るというかんがえはない。
母親が日本語で話しかけているのに対して、自分は必ずフランス語で話しかける。
それで、本人が成人の暁に、父方を訪ねてフランスに渡ることも意識しているけれども、「日本人」として渡仏してほしいと願っているのである。
こういうのを、健全なナショナリズムという。
しかしながら、社会の根本基盤単位である家族を解体したい、と願ってやまない社会主義・共産主義=全体主義では、あらゆる屁理屈を駆使してでも実現をはかるので、むかしはちゃんと「危険思想」として区別したいたのに、これが崩されたのもこれらのひとちによる政治活動成果なのである。
自分は除いてすべて「唯物」なので、何年かけてもしつこく活動するのが特性だ。
そのために、多数の人間の心に「スキ」をみつけると、そこに集中的に攻撃・宣伝を実施して、徐々に、しかし確実に破壊する。
つまり、「(社会の)破壊活動」とは、常時おこなわれているのだが、「自由」の建前はこれに弱く、禁じることが緩くなるのである。
まったく、悪魔的な『笑ゥせぇるすまん』以上の悪魔なのである。
「文化」をたくさん身につけることが、あたかも「優位」だとかんがえることは、母国文化の意味をしらないか軽視するかからでてくる発想である。
逆に、母国文化の広さと深さをしらないようして育てると、容易に軽視できる人間となるから、企画者はまったく悪魔同様に意図をもって教育の方向を定めるのである。
GHQの申し子たる自民党と社会党が「やらせ八百長」で教育界を支配した80年で、まったく設計図どおりとなったのである。
だから、冒頭の日本をこよなく愛してくれているフランス人のいい分は、過大評価、にみえるのである。
だが、フランス革命以来「(社会主義)先進国」のフランスでは、日本よりももっと古くから家族破壊がすすんでいて、目も当てられない惨状、なのだといいたいのだろう。
ドイツでAfDが優勢になってきて、既存の左派政党のほとんどが「AfD禁止」をあからさまな要求するまでパニック化している。
そこで、かつて2004年にも2010年にも「多文化主義は完全に失敗した」といっていたアンゲラ・メルケル元首相は、「人道主義」に転換して大量移民の流入をとめなかった。
AfDの大勝利の選挙後であるつい最近、選挙権を得た移民がAfDなどに投票せず、自党が永遠に有利になることを意図していた、と語り出したのである。
ようは、民主党バイデン政権(オバマ政権の延長)がやった、国境破壊の論理とまったくおなじであることに注意がいる。
このひとは、2021年に「2014年のミンスク合意は、ウクライナがロシアとの戦争をはじめる準備のための時間稼ぎだった」とオランド元フランス大統領と揃って自慢したのである。
まんまとプーチンをはめることに成功した、と。
しかして、何度も書くが、オランドはフランス革命に冒されたままの頭脳で、メルケルは旧東ドイツ社会主義の素直な申し子なゆえの勉強エリートなのである。
その愛弟子が、EUの女帝ウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエンなる共産主義=全体主義者だ。
そんなわけで、本稿冒頭のフランス人はすくなくともこの部類ではない。
ときに、日本文化とはなにか?に即答できる日本人がほとんどいないのは、あまりにも広く深いために、説明が難しいからだ。
なんとなくわかっているので日本人をやっていけるが、そのなんとなく、が薄まると、自分が何者なのか?が不明になってしまうのである。

