アメリカのメディアの中で、少数派の「保守的」存在が、「FOXニュース」だといわれていたが、オーナー色(「メディア王」キース・ルパート・マードック)の強いこのメディアの本音がどこにあるのか?あんがいと闇なのである。
しかしながら、ふたりの「元ホワイトハウス報道官」を採用している。
しかも、ひとりはトランプ政権1.0で、もうひとりはトランプ政権2.0の「顔」だった女性である。
Ms.マケナニー、と、Ms.レーヴィットだ。
一方で、トランプ大統領は、「FOXニュースの裏切り」についてのコメントをSNSに書き込んでいる。
もしや、彼女らからの「内情曝露」が将来あるのかもしれない。
さてそれで、中間選挙で驚きの展開をみせているのは、「ミシガン州連邦上院選」である。
この州の連邦上院議員(各州2議席)は、ずっと民主党が確保してきた議席である。
それで、この夏の民主党内予備選挙に僅差で勝利したのが、エジプト移民二世でイスラム教徒の「アブドゥル・エルサイード」(急進左派=共産主義=全体主義)であった。
ちなみに、アラビア語で「アブドル」とは、「息子」という意味で、「エル」は定冠詞だ。
よって、Theサイードの息子、という意味の名前である。
党内予備選挙の勝者に、敗者は協力する、という原則があるのだが、敗者となったヘイリー・スティーブンス現職連邦下院議員(当然今回の中間選挙で改選予定)が、1日に突如、叛旗を翻して、共和党候補に投票すると言い切ったのである。
これに、即座に反応したのは民主党エスタブリッシュメント派の長老、チャック・シューマー連邦上院リーダーと、元連邦下院議長のナンシー・ペロシである。
しかし、彼らは、党内における「急進左派=共産主義=全体主義」の台頭を快くおもっていない。
さらに、あんがいと日本的ではないのは、裏切ったヘイリー・スティーブンス議員の党員資格剥奪=除名の議論になっていないばかりか、むしろ本人は、「民主党をやめるつもりはない」とも明言しているのである。
むろんヘイリー・スティーブンス議員は、反トランプ、なのである。
つまり、アブドゥル・エルサイード候補のあまりの「左巻き」に、堪忍袋の緒が切れた、のが理由なのだ。
そんなわけで、ミシガン州民主党に激震がはしって、これをFOXニュースが取り上げているのだが、その「声」のなかに、なかなかの「見識」があるのである。
ようは、アブドゥル・エルサイード候補がいう、完全福祉の実現=あらゆる無料化政策に対する、まっとうな警戒なのである。
ただほど高いものはない。
だが、ただではない、ぜんぶ、国民の負担なのである。
これに、民主党支持者が気づいたことが、選挙結果はなんであれ、この選挙の「(教育的)成果」だといえるのだった。

