15日の二つの出来事

すわ、世界大戦の勃発か?

15日、世界を震撼させたのは、NATO加盟国ポーランドに着弾したミサイルで、死者が出てしまったことである。
それで、「テレビ脳」に冒されているひとたちは、「ロシア製」だから、ロシアがやったと早とちりしたのである。

これに、G20とかNATOの緊急会議が招集されたのも、なんだかなぁ、のパフォーマンスで、そもそも「どこから飛んできたか?」を確認しないのは、大ボケである。

一方で16日、この「戦争」を仕掛けている大元のアメリカ民主党バイデン政権は、なんと、「軌道を踏まえるとロシアから発射されたとはかんがえにくい」との発言をしている。

当然だが、ロシアは関与していない、と否定している。
これで、米ロの意見は、開戦後「初めて」一致した。

いまや、衛星監視網ができているので、さすがに「どこから飛んできたか?」について、「わからない」とはいえない。
しかし、「軌道」の詳細をだれも報じない、という不思議がある。
北のミサイルだって、弾道を報じているのに。

なんにせよ、NATOとは、集団安全保障体制の軍事組織だから、加盟国が攻撃された、となれば、加盟全軍が反撃する「義務」がある。
しかし、その前に、どこから飛んできたか?がわからないで、防空網を突破されたなら、かなり「お粗末な防空体制」だと評価しないといけない。

想定できる「犯人」は、状況証拠「だけ」だけれども当然にウクライナしかいない。
その「動機」は、劣勢から回復と、ヨーロッパを第三次大戦に呼び込む「破壊工作」だ。

世界のメディアが、偏向報道というプロパガンダしかしなくなったのは、「資本」や「スポンサー」が、グローバル主義者やグローバル大企業が支配するようになったからだ。

この点で、イタリアは保守派の大富豪ベルルスコーニ元首相が、大手イタリアメディアを所有している特殊がある。

そんなわけで、ロシアの「戦略的撤退=戦線の再構築」を、ウクライナの「反転攻勢」とか、「奪還」とかと、ありもしない「希望」を記事にして販売している。

読者や視聴者は「ファンタジー」を押し売りされているから、「不買」として「観ない」ことが、もっとも重要な態度になるのである。
むかしの「大本営発表」を、世界のメディアが「自主的」にやっている。

現状の戦線は、1000㎞にも及んで、ロシア軍の通常兵力では足りない。
それで、戦線縮小をして600㎞程度にし、30万人の新規動員した兵力を投入することにした。

これを、「奪還」というのは、物は言いようを超えている。

さらに、ウクライナ全土は、エネルギー遮断もされている。
電気もガスも、供給されていない。
ロシア軍は、電力供給拠点たる、「変電所」を効率よく叩いたからである。

もちろん、いま「ウクライナ軍」とマスコミがいっている「軍」も、とっくに崩壊していて、よくいって「義勇兵」が前線にいるけど、「橋」などの道路網も寸断されているから、武器弾薬だけでなく食料さえも供給されていない。

それでロシア軍は「冬将軍」の到来を待っている。

しかし、妙なことにヨーロッパは記録的な「暖冬」だ。
英国の北西にある「強力な低気圧」が、アフリカからの南風をヨーロッパに運んでいる。
しかも、ぜんぜん「移動しない」という不思議現象が起きている。

もしや、「気象兵器」を誰か(アメリカ)が使っていないか?
兆円単位の軍事支援予算とは、これではないかと疑うのである。
トランプ政権時代は、似たような低気圧が、南シナ海にずっと「停滞」して、三峡ダムの上流に記録的大雨を延々と降らせていた。

しかし、下院の共和党勝利で、予算が切れる可能性が高くなった。

そんなこんなで、米ロは水面下で「停戦協議」をはじめていないか?とおもわれる。
だとしたら、ウクライナは「話がちがう」と、ポーランドにミサイルを撃ち込んで破滅的な大戦争を仕掛けたことに、「合理性」があるのだ。

さてそれで、同日15日、フロリダの「自宅」で、トランプ氏は「予定通り」2024年大統領選挙への出馬を表明した。
当初30分程度とアナウンスされていた「演説」だったが、ゆうに1時間を超える「トランプ節」が炸裂した。

民主党やグローバル全体主義者たちが、もっとも怖れ、徹底的に潰したい人物の再登場だ。
奇しくも、トランプ氏は自ら、これらの「敵」を、「アメリカ政府を牛耳るものたち」と呼んだ。

そして、これらを「一掃する」と宣言したのである。

アメリカを分断してきたものたちが、トランプこそがアメリカを分断させる、と叫ぶ、もっともわかりやすい理由だ。

この見えない「ベクトル」が、アメリカを決定的に分断させることは、もはや避けようがない

すわ、アメリカで内戦がはじまる可能性がある。

しかしてこれは、ローマが東西に分裂したような話より、もっと人類に影響する。
かつて、石原莞爾は、『世界最終戦論』を書いたけど、主役から日本が消えて、アメリカの滅亡が意味することも変わってしまった。

15日の二つの出来事は、とんでもないことの「前兆」なのである。

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