「翼賛政治」がはじまった

1940年(明治73年)にできた、公事結社が大政翼賛会(政党廃止)、であった。

ことし、2026年は、「昭和100年(満)」であるけれど、敗戦から80年、大政翼賛会ができて75年と、過去の経緯と似ている時の経過のなかで「(社会保障)国民会議」なる政府に賛同する野党も加わった翼賛政治がはじまったのである。

逆にいえば、政府に賛同しない野党(中道改革連合、国民民主党、参政党、日本共産党、れいわ新選組)は排除の対象となっている。

滑稽なことに、現内閣は、『「昭和100年」ポータルサイト』をつくって、国民におもねることをやっている。

しかして、参政党衆議院議員の豊田真由子(元自民党衆議院議員、元厚生労働省官僚)女史が、今国会(3月2日衆議院)で総理に直接質問したように、「国民会議」の法的根拠のない任意性をより的確に「憲法違反の疑いがある」と指摘して物議を醸したとおり、なにが「先の大戦の反省」なのかも吹き飛んでいる。

この会議に参加をしている、日本保守党の北村晴男参議院議員(弁護士)のダブルスタンダードも気になるところである。

なぜにこのような「鵺(ぬえ)的」な会議体を高市氏が目論み、実施したのか?について所説あるが、やはり「参議院」での少数与党状態が、再来年(2028年)まで続くことでの多数派形成のための「布石」なのであろう。

前回の翼賛政治は、近衛文麿内閣が実施したものであったけれども、五摂家筆頭の近衛文麿公爵が背景にあった思想とは、共産主義であった。
有名なのは、近衛文麿内閣の書記官長(いまの「内閣官房長官」にあたる)と司法大臣という重職にあった、風見章は、戦後、左派社会党の重鎮となってその本性をあらわにした。

わたしには、この風見と、高市が重なるのである。

もしも近衛文麿が、風見の正体も、風見の仲間でゾルゲ事件の尾崎秀実のこともしらないでいた、「お坊ちゃま」だとしたら、相当な「ぼんくら」である。
風見の交遊仲間で有名な人物は、とくに近衛の他に山本五十六(海軍次官、連合艦隊司令長官、元帥)と米内光政(海軍大臣、首相)がいる。

ちなみに、米内海軍大臣の次官が山本五十六であった。

さて、近衛といえばそのブレーンにあった『昭和研究会』(1933年:昭和8年〜1940年:昭和15年)がおもいうかぶ。
この研究会のモットーが、
・現行憲法(明治憲法)の枠内で国内改革をする
・既成政党を排撃する
・ファシズムに反対する 、等であった。

ここから、歴史は繰り返す、というあの原則にたちかえると、「国民会議」が、「昭和研究会」にもみえてくるのである。
しかし、いまの自民党は、結党の悲願、たる「改憲」を表面だけ整えて、内容は全体主義の匂いがするものへと「改悪」を目論んでいる。

つまるところ、「昭和研究会」との類似性は「ソックリ」のレベルなのである。

いまは、「社会保障」が枕になっている「国民会議」ではあるが、この手法が一般的となれば、「なんでもかんでも」議題にできることになるのだろう。

いま、アメリカでは、中間選挙を前にして、共和党・民主党ともに連邦上・下院議員の「辞職」があいついでいる。
それなりの「恥ずかしい理由」であるけれど、あと数ヶ月の選挙を目前に「恥ずかしい事由」が世間にしれることでの「辞任」なのである。

当然ながら、こうした「恥ずかしい事由」をリークしていることに、トランプ政権2.0が無関係なことはないだろう。
むしろ、潔癖症ともいえるトランプ政権2.0は、「恥ずかしい事由」をかかえる議員たちを容赦なく排除することに躊躇はない。

しからば2月の総選挙後に、わが国の既存野党の内部分裂(内紛)が、どちら様でも起きているのは、トランプ政権2.0がまっ先に実行した、DOGEによるUSAIDの事実上の解体による、「活動資金の枯渇」が原因ではないか?と書いた。

それで、「寄らば大樹の陰」とばかりに、財界からの資金が豊富な自民党に擦りよるのは、「政党助成金」欲しさ、と勘ぐられても仕方あるまい。

つまり、既存野党とは、政治をビジネスにしている自民党のアンチを装った「コピー」なのである。

それが、とうとう資金不足による入金手当の万策つきて、「国民会議」なる「蜜」の誘惑によって、あぶり出されるのである。
対象は、中道改革連合、国民民主党、れいわ新選組となろうが、参加の賛否で内紛が起きているようにみせかけていることも、なかなかの偽装なのである。

なんにせよ、トランプ政権2.0の狙いが「世界的な地ならし」で、最終破壊の目標が中共であると判明したから、その「支部・支党」たるこれら「同じ穴のムジナ」たちは、意味なくも「結束」をはかることでの、ダチョウ脳とおなじ「安心」を得たい願望のあらわれにちがいない。

日本政界のリセットも、間近、になっている。


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