プーチン・インタビューの衝撃

タッカー・カールソン氏をアメリカに帰国させるな!
もしも帰国したら、即座に逮捕せよ!

「アメリカ民主党」という名前をかたる、グローバル全体主義=共産党=トロツキー派の、かつての政権中枢にいたお偉いさんたちが騒いでいるのを、プロパガンダ機関の大手マスコミがそのまま放送したり、文字にしたりして拡散している。

そして、アメリカ本国だけでなく、EUでは、「欧州デジタルサービス法」を準備していて、全体主義による言論統制を合法化させようとしているし、タッカー・カールソン氏への「制裁」も、EU委員会は極秘に決定すると、正々堂々と発表している、と「ニキータ伝」さんが伝えてくれている。

ちなみに、このインタビューの話題と衝撃を緩和するためか、ようやくウクライナ・ゼレンスキー政権は、ザルジニー総司令官を解任したと発表もしている。
あたかも、バイデン一家の犯罪がバレるたびにトランプ氏が起訴されたのごとく、というパターンとおなじなのである。

彼らが、タッカー・カールソン氏は、「犯罪者」だというのは、6日、ロシアのプーチン大統領への単独インタビューに、西側ジャーナリストとして「初めて」成功したからだとしかかんがえられない。

ようは、言論封殺をするばかりか、発信者を逮捕せよと叫ぶのは、合衆国憲法を無視しろ!といっているに等しいが、そもそも、その憲法下にあるアメリカの刑法のどこに、逮捕できる条文があるのか?ということも無視している。

為政者が気に入らないことを言ったら逮捕できる、あるいは国外追放できる、という発想そのものが、絶対王政時代に戻っていて、これを平然と社会に知らしめる行為も、言論空間として驚くほどの「退化」をしているということがわかる。

2時間以上に及ぶインタビューだが、カールソン氏は、事前に「時間制限はなかった」ことを明示しているにもかかわらず、プーチン氏が「1,2分」と断ってから、おもむろに、ロシア建国の歴史を20分以上語りだしたのは、「ウクライナとの闘いをなぜはじめたのか?」という、直球の質問に対する、実は直球の返答であったことに、当初は気づかなかった、と自ら解説している。

あまりに冗長なゆえに、よくある政治家の時間つぶしのたわごと、に聞こえたというが、この歴史学を専攻した有能なジャーナリストは、ようやくこの長い説明の後半でプーチン氏のひたむきさの意図に気づく。

ようは、おそるべき複雑ないきさつが、ロシアをめぐる東から中央にかけてのヨーロッパの歴史が横たわっているのである。
ここに出てくる「国」は、リトアニア、ポーランド、ドイツ、ハンガリー、オーストリア、それにチェコスロバキアで、これらにロシアを加えた思惑が、歴史的に渦巻いていると説明した。

ここで、プーチン氏の意図をカールソン氏が理解したのは、ただの時間的経緯を語っているのではなくて、そこに住むひとたちのそれぞれの歴史から抱いている感情(だから「渦巻いている」)を語っていることに気づくことができたこともある。

そこには、こんな歴史観を抱くひとたちが住んでいるのだ。
それがまた、これらの人々が用いる、言語、になってもいる。
言語とは、文化である。

ロシアの文化が、はなから分断されているのに、どうしてポーランド領と一体の人造国家を「ウクライナ」と命名して、レーニンとスターリンは建国したのか?

そもそも、「ウクライナ」とは、「周辺」という意味であるし、ウクライナ建国は、1918年4月29日から同年12月14日まで中央ウクライナを中心に存在した国家として、「ウクライナ国」が初となるから、たかだかこの100年の話である。

プーチン氏の、稀代の政治家としての発想の原点を、われわれはこのインタビューで、カールソン氏とおなじ驚きを体験するのは、「そこに住むひとたちの感情」をしっかりみていることなのである。

いまのウクライナには、前述した旧ポーランド領だけでなく、ハンガリー、チェコスロバキアの領土=ハンガリー人やスロバキア人の末裔も暮らしている。
このことを、ソ連時代、プーチン氏自身の旅行経験を基に語ったのである。

そこで、タッカー・カールソン氏の鋭い質問、「ならばオルバン首相のハンガリーに、その領土を返還しますか?」と切り込まれると、直言は避けながら、「うまい方法」を模索することを否定しなかった。

おそらく、ハンガリーやスロバキアでは、このことが大変な話題になっていることだろう。
しかし、本音はポーランドに向けたメッセージではないか?
プーチン氏が今回語ったように、いま「西ウクライナ」という地域は、元がポーランド領だったからである。

ウクライナを、「元通り」にすると、ロシア、ポーランド、ハンガリー、スロバキア領となる。
これが、プーチン氏が描く「戦後」の形なのか?

けれども、一方で、わが国では、沖縄(琉球国)と北海道(アイヌ)の領土問題となりかねない、重大な要素を含んでいる。

縄文人のDNAから、沖縄もアイヌも、どちらもがもっとも縄文人の遺伝子が「濃い」ひとたちだから、日本人の先祖でもあることはまちがいなのに、これを差し置いて、分断工作は進んでいるのだ。

そのキーワードは、きっと「言語」となるにちがいない。

すると、琉球言葉やアイヌ語を話さない、「日本人」が、外来人として排除の対象となる。

アメリカやEUの共産化(あるいは「ナチ化」)したひとたちが、タッカー・カールソン氏を攻撃するのは、プーチン氏が明言したこの「ウクライナ戦争」の原因が、英・米の戦争屋による仕業からの「防衛」だという論法が図星ゆえに、もうこの真実を曝露したことが許せないのである。

これは、あたかも上海事変を彷彿とさせるが、いまどきの日本人に意味が通じないし、自虐史観の変な解説が横行もしているから、やぶ蛇になってしまう。

今月19日に東京で開催予定の「日・ウクライナ経済復興推進会議」とは、もう「戦後だ」という意味でないとよくわからないけど、またまた日本がロシアに敵対することをやろうとするのは、外務省も狂っている。

なんのために、ゼレンスキー氏は総司令官を解任したのか?
敗戦責任をこの軍人ひとりに押しつけるため、でしかないのではないのか?

そんなわけで、プーチン氏とおなじ論法による、東アジア、特に「朝鮮半島有事」が、わが国を襲うことになりかねない情勢にある。

なお、台湾有事は、1月の総統選挙でなくなった。

総統ではなく、国会が親中派に支配されたことで、もう台湾は陥落したといえるし、わが国の自公政権の情勢もほとんどおなじではあるけれど、東アジアで中途半端な状態に残っているのが、朝鮮半島だからである。

ロシアと同盟を結んだ北からの攻撃ではなくて、アメリカの戦争屋に焚きつけられた韓国が、乾坤一擲の自滅の戦いをさせられることで、とうとう台湾・日本・朝鮮半島が赤く染まるか、「親ロ」に変わるオセロゲームのような決定打となるのだろう。

願わくば、親ロになるほうがまだましなのではあるけれど、東アジアがウクライナ化する可能性が高くなっていると、プーチン氏は暗に語っていると妄想するのは、わたしだけか?

この意味でも、トランプ氏の再選か敗北かが、東アジアの運命を決定づけていることは、まちがいない。

歴史を忘れた民族は滅ぶ、という言葉の真逆を行くプーチン氏の厳格な歴史観は、彼の故郷、サンクトペテルブルクにある歴史博物館にある資料をもって、「北方領土は日本の領土だ」ということも発言しているが、この島々に米軍基地を作らせないこと、という返還条件に返答しない日本側の問題になったまま、止まっているのである。

今日は、建国記念の日。

プーチン氏が、いいタイミングで日本国民にも向けたヒントをくれたが、それがもう理解不能な日本人ばかりになっているのである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください