8月25日にロシアを訪問したラトクリフCIA長官の続報である。
なぜにCー17大型輸送機に搭乗していたのか?の謎が解けた。
ロシア情報に詳しい、「ニキータ伝」さんによれば、今年3月から運用が開始された、「ROCC(ロール・オン・カンファレンス・カプセル)を積載していたという。
このカプセルは、内部での会話を絶対的機密保持ができるように設計されていて、ここからのトランプ大統領への直接報告も外部には漏れないらしい。
ようは、これ以上ない「内緒話」をしにモスクワへ出向いた、というわけだ。
漏れてはいけない相手とは、英国とEU=NATOとなろう。
むろん、わが国ははなから「蚊帳の外」である。
ではその会談相手とは、CIA長官としてのカウンター・パートになる当然があるが、ソ連時代の悪名高いKGBが解体されたいまのロシアにあっては、3人となる。
・ナリューシュキン対外情報庁長官(SVR)
・ボルトニコフ連邦保安庁長官(FSB)
・コロボフ上級大将ロシア連邦軍参謀本部情報総局長(GUR)
このうち、前2者との会談をしたことは確認されている。
だが、何を話したのか?の情報漏れはないから、トランプ政権2.0の本気度がわかるし、モスクワ駐在の日本大使はもとより、各社の特派員もしりようがないか東京のデスクから無視されているのだろう。
ときに、8月31日から1日までの二日間、米国・アシュビルで開かれた「2026年G20財務相・中央銀行総裁会議」では、ウクライナ後で初参加となったロシアが招待されているのである。
なぜなら、トランプ政権2.0が制裁を解除したからで、どうやら事前連絡がなかったEUとその加盟各国は英国も含めてかなり慌てたようである。
むろん、ベッセント財務長官とロシアの財務相はしっかり会談を開いている。
ようは、トランプ政権2.0は「呉越同舟」を実行した。
なので取材に当たった日本人記者は、日本の片山さつき財務相には、ロシアとの接触があったのか?を質問するべきだが、トンチンカンな質問をして会見の時間をわざと浪費したようである。
スターマー政権から交代したものの、英国の新政権も(極左)労働党政権なので、自民党内で政権交代するのと同様に変化は期待できないが、そのとおり以上にバーナム新政権は踏み込んだフランスと共同開発した長距離巡航ミサイルの提供及び製造ライセンスをウクライナに渡したから、ロシアは英国を「参戦したとみなす」警告をきちんと外交ルートを通じて発している。
当然だが、英国は共同開発したパートナーのフランス・マクロン政権にも同意を得てのことだろう。
だが、賢くも狡猾なロシアは、フランスを名指ししてはいない。
これはこれで、ル・ペンの大統領選挙活動に配慮したのだろう。
よって、英国がひとり敵認定のリスクを背負い込んだわけであるけれど、今回の「G20財務相・中央銀行総裁会議」のもうひとつのトランプ政権2.0の目的が、500年続く英国に拠点を置くヨーロッパ金融貴族支配の排除にあるから、とくにロシアの参加は意味がある。
この意味で、主役を張るベッセント財務長官の独壇場となった。
じっさいに、上に示した「ニキータ伝」さんが「腑に落ちた」という重要な憶測情報は、英国が提供したミサイルのありかを、アメリカ諜報機関の長がこっそりロシアのカウンターパートに教えるミッションだというもので、現実にこの訪問以降のロシア側の外交・軍事上の行動が裏付けているとみえる。
むろん、ベッセント財務長官が対イランを名目としたヨーロッパ金融貴族への制裁宣言と、今回のロシア参加はリンクしているのは疑いもない。
その手始めが、エジプトの「バンク・ミスルUAE支店」への名指しである。
つまるところ、英国労働党は、保守党とともに、金融貴族たちのお先棒を担ぐ存在に堕ちていて、どこにも英国労働者のための価値を示していない。
これが、まったくアメリカ民主党とおなじだから、トランプ政権2.0はその崩壊をも画策する当然がある。
なんと、米露が揃って英国を攻めいているのである。

