注目のスロバキア総選挙

テレビを一切視聴しなくなって、新聞の購読もやめたら、自分がどんな「情弱」になるのかと思いきや、あんがいと平静を保っていられるのは、SNSが存在するおかげである。

逆に、昭和レトロな食堂やらで、テレビのニュースをたまに観ると、愕然とするほどのプロパガンダがずっと垂れ流されているか、GHQによる「3S政策の永久的継続」で、ニュース以外なら、スポーツ番組か、スクリーン(娯楽)か、セックス(食欲などの生理的欲求を極大化する:例:グルメ番組)しかないことに気づく。

わたしのこれまでの人生で、趣味に「スポーツ観戦」というジャンルはなかったけれど、当時の『横浜ベイスターズ』の優勝年には、おおいに盛り上がったものだった。
川崎球場に本拠を置いていた、『大洋ホエールズ』のあまり熱心ではないファンで、あの勝ち負けがハッキリした、「大味」なチーム・カラーが妙に好きだった。

それに、川崎球場へ連れて行ってもらえば、ほとんど必ず1塁側内野と外野の境界あたりで、酔って喧嘩をするおとなを観ることもできた。
「やっぱりいた!」と内心よろこんでいたのである。

そんなファン層なのに、横浜に移転したら、まるで雰囲気が変わって、なんだか洗煉されたおすましさんになったのに驚いた記憶がある。

いまは「ハマスタ」と呼ばれて、妙に増築されたけど、その前は、「平和球場」で、横浜公園全体の成り立ちの最初は、「横浜遊郭」だったと前に書いた。
開港以来、この場所は、変わることなく「3S」のうちのなにか?を開催するところなのである。

この意味で、絶妙な場所を選定したものだ。

なお、念のため、遊郭の発起人はオランダ公使だったということになっている。
不平等条約を締結した各国は、オランダを筆頭にいわせただけだろう。
ヨーロッパから、インド洋を越えてやって来る船員たちの「保養」は、どん詰まりの日本だからこそ、より重視されたという。

「荒くれ者」の船員たちが、暴れて日本人子女に迷惑をかけてはいけないから、秩序ある息抜き施設が必要、というのが、大義名分どころか真剣な実需としての要請だったのである。

海賊からはじまる、船員の歴史をみれば、「陸に上がる」ことの歓びは、すこしでも長いクルーズを客として経験してもわかるものだ。

しかして、日本人は敗戦以来、一度も戦争を経験していないので、とっくに戦争のリアルさを忘れてしまった。
これがまた、いつも戦争をやっているアメリカ人でもだまされるやり方で伝えるから、コロッとだまされるのは仕方がないといえば仕方がない。

ただし、ぼんやりテレビのニュースなんぞを観ていれば、それはあんがいと「能動的」だともいえる。
自分からかんがえることをやめたら、なんでもいい、という無責任になるからである。

このメリハリがなくて、スポーツ観戦にだけ興じるのは、わたしから観たらただの阿呆の集団なのである。

さてそれで、欧米人の戦闘に、「偽旗作戦」という常套手段がある。

道徳的な観念が強い日本人には、「汚い」「ずるい」という理由で、忌諱されるものだけど、それは、世界人類における日本人の傑出した特徴であり、世界人類共通の道徳認識ではない。

明治新政府が汚い欧米人に真似て、「勝てば官軍」と錦の御旗を振り飾ったのは、平安末期の情勢も意識してのことだから、あんがいと1000年前当時の日本人は世界標準だったのである。

近年の汚い戦争の最新版が、ウクライナ戦争だ。

アメリカは、ずっと汚い戦争をやってきたけど、この戦争のインチキさは格別だ。
なにしろ、アメリカが仕込んだゼレンスキー政権とは、ナチス政権だからである。

なお、「ネオナチ」だというひとがたまにいるけど、まちがいである。
正真正銘の、「ナチス」だ。

こうしたことの経緯は、日本人はしらないが、近隣諸国ならしっている。
そのひとつが、ハンガリーだ。

そして、かつては「チェコ・スロバキア」だった、いまの「スロバキア」人たちも、ウクライナのナチス事情をしっている。
これが、この秋の総選挙でどうなるかが注目されているのである。

現政権は、EU寄りで、その補助金をほしがる乞食政権である。
ゆえに、しっていても口にはできない。
EU官僚の心証を悪くすれば、補助金が消えてなくなるのを畏れるからである。

分離したチェコには、工業が残っている。
ソ連の衛星国支配は、域内「分業体制の強制」だったので、山岳地帯のスロバキア側には農業しかない。

これがいまだにこの地域の、EU内所得格差をつくっているのである。
ただし、農業国というものは保守的なのだ。

それで、スロバキアの左派(旧共産党系)野党は、かつての「敵」である、ナチス批判に余念がなく、それがウクライナ支援の中止という政策提言の明言になって、国民からの人気を得ているのである。

もちろん、選挙だからどうなるのかはわからないが、日本での報道が皆無な中、スロバキアの情勢があんがいと注目されるのは、EU各国のうち、東側が中心に、反ウクライナ=反ナチスの重大な秘密が漏れ出していることにある。

そんななかの6日、ウクライナ東部ドネツク州コンスタンチノフカで、町の市場(いちば)にロシアのミサイル攻撃があって、買い物中の市民が犠牲になったと西側メディが報じたが、「偽旗作戦」である。

轟いた発射音から3秒で着弾した当時の映像が、定点カメラ複数台が記録していて、北側のウクライナ側陣地からのものだとハッキリ確認されている。

なお、もっとも近いロシア側陣地は南で、20㎞以上離れている。

ウクライナ軍がウクライナ人を無差別攻撃している、という当初からの作戦は、いまも健在なのだ。
ゼレンスキー政権がいつまでもつのか?も、スケジュールにあがってきている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください